募る思いは人それぞれ ページ20
一期side
『…本日の出陣の目的は…浦島虎徹のレベリングです…。部隊長は…浦島…。続いて…乱藤四郎…加州清光…へし切…和泉守兼定…一期一振です…。行き先は鎌倉…。頼みましたよ…』
本日の部隊に選ばれたのは、浦島殿を除くとカンストした者だらけ。(私はつい先日カンストいたしました)
あと本丸に残っているカンスト刀は…
鶴丸「ふぁ…あ…。」
…鶴丸殿だけですか。
一期「些か心配ですな。」
鶴丸「んあ?どした、一期。浦島が心配か?」
一期「そちらは私どもが守ります。私が心配なのはこの本丸と主殿です。」
鶴丸「そうか。何が心配なのかは分からんが、まあ俺に任せろ。」
一期「全く分かっておられませんな…。まあ、何かあったらお願い申し上げる。」
鶴丸「ん。任せておけ。」
ゾワッ
一期&A「『!!』」
…また…この感じ…。…嫌ですな。
得体の知れない者が近づいてくるかも知れないというのは。
――――
Aside
また、感じた…。
…これから、何かあるのかな…。
…念のために。
『…一期…鶴丸…こちらに。』
一期「はっ」
鶴丸「なんだい?」
『…今日だけ、鶴丸を近侍とします…』
一期「:(;゙゚'ω゚'):⁉」
鶴丸「俺は良いが、どうしてだい?」
『…念のためです…。』
一期「そっそのような理由で、鶴丸殿を近侍になさるのですか⁉」
『…では、にっかりにしましょうか…?』
一期&鶴丸「それはダメ(ですぞ)。」
…ふふっ。
一期ったら、よっぽど近侍が良いんだ。
『…安心してください…。一期以上の…近侍なんて…いませんよ…』
一期「本日はよろしくお願い申し上げる鶴丸殿。」
鶴丸「君は本当にチョロいな!」
『…そろそろ時間ですね…。』
一期「ええ。…行ってまいります。」
『…ご無事の帰還を…お待ちしてます。』
一期は力強く頷いて、ゲートへ向かった。
―――
鶴丸side
鶴丸「良いのかい?カンスト刀をあんなに出陣させて。」
『…ええ…浦島のあの人懐っこさは…姉と似たところがあり…どうしても傷つけたくないのです…』
鶴丸「そうか、君の姉か。…さぞかしお美しいんだろうな。」
『…はい、とても…』
鶴丸「是非会ってみたいな。と言っても、俺達は会えないから、どんな姉君なのか教えてくれないか?」
『…良いですよ。…姉様は…明るくて聡明で…とても優しくて…』
そう話す主は、とてもキラキラした笑顔を見せていた。
…そのような顔もできるんだな。
俺はもう少しこの声を聞いていたいと思った。
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リンリン(プロフ) - 銀河さん» 遅くなりましたが、感想ありがとございます!これからも頑張って更新していきます! (3月23日 12時) (レス) id: f528c3e1a1 (このIDを非表示/違反報告)
銀河(プロフ) - 受験勉強お疲れ様です!続きがとても楽しみです! (2018年1月21日 16時) (レス) id: 1c52cf51ca (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 凪花さん、感想ありがとうございます!楽しんでもらえて恐縮です…。更新は不定期ですけど、お付き合いください。 (2017年5月10日 19時) (レス) id: 280584da08 (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 初めて読む刀剣乱舞小説がこんなに素晴らしいなんて…ますます沼にはまってしまいました。続き楽しみにしてます! (2017年5月8日 6時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンリン | 作成日時:2017年4月3日 18時