11本目 ページ13
貴「ふぅ・・・ふぅ・・・」
本当にどうしよう。
皆、目が本気だ。
A組とB組のクラス対抗ドッチボールで、私の頭上で、殺人レベルのボールがすごいスピードでいったりきたりしている。
あのB組の可愛いくてフレッシュな笑顔を、
ふりまいている仁兎なずな君も
本気の顔で身軽な体を、俊敏に動かして
向かってくるボールを避けている。
そう、そのくらい怖い。
当たったら気絶しそう。
考えるだけで身震いする。
この時、日陰でドッチボールを観戦してる英智君が、すごーーーくうらやましい。
敬人君が、体育をしようとしてる英智君を
無理やり見学にさせたけど
本当に敬人君に感謝しないといけないと思う。
しかも、男子校のため
運動量も一緒。きつい、きつすぎる。
持久走の時は、後半意識がとぶもん。
それに、ここの学園に来てから体育に拒否反応おこすようになって、
翠君状態になる。
貴「はぁ・・・もう嫌だ・・・」
深いため息をつき愚痴をこぼす。
なずな「A!!」
泉「ちょっ!よけてっ!!」
(あれ?なんで皆あわてて私の名前呼んでるんだろう?)
そんな事考えながら、上を向くと
顔面に大きな衝撃がはしる。
千秋「Aっ!!」
最後に
千秋君の必死に私の名前を呼ぶ声を
薄れゆく意識の中聞いて、
意識を手放した。
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れるり(プロフ) - りいふさん» ありがとうございます!そう言って頂けるだけで、元気が出て頑張ろうと思えます。これからもよろしくお願い致します! (2017年3月11日 12時) (レス) id: 062464fcfd (このIDを非表示/違反報告)
りいふ(プロフ) - とても素敵なお話でもう……!赤い糸とかそういうテーマとこすごく好きだし、しかも千秋君という……もう……素晴らしいです……(語彙力ェ…)更新応援してます! (2017年3月10日 23時) (レス) id: 3f20fb23d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れるり | 作成日時:2017年2月23日 20時