土沖←山(2) ページ19
『あの、山崎さんはどのこがいいですか?』
「んー、皆可愛いね。」
『おいおい、山崎さんにそう言う話ふるなって!山崎さんが好きなのは…』
『あっ、そうか!すいません!』
そう言って、沖田隊長の方を見る。
「ハハハ、いいよそんなの。俺だって普通に興味あるし。」
チラ、と沖田隊長を見ると他の兵に話しかけていた。
ムッ…
『でも、沖田隊長ってホントに男かってぐらい可愛いよな〜、あれなら男でも全然アリ!!』
ムムムッ…
『わっ、バカ!!だから山崎さんの前でそういう話すんなよ!!!
すいません、こいつまだ入ったばっかで…』
「いいよいいよ。でも俺、ちょっと部屋に戻るね?」
兵たちの肩が上に跳び跳ねた。
多分、また怯えさせてしまったのだろう。
情けないなぁ、これぐらいで…。
昔の俺は卒業したはずなんだけどな。
頭冷やそっと。
そう思い、廊下を歩いていると副長が沖田隊長を抱き締めているところを見てしまった。
うわ…。
それを見た瞬間、副長も俺と同じなんだってすぐに分かった。
…とても、切ない表情をしていたから。
沖田さんが走り去ったあと、副長と目があってしまった。
「山崎…、見てたのか。」
「はい、副長は沖田隊長のことがホントに好きなんですね。」
副長と一緒に座り込む。
「ああ…///。でも、今ので完璧に嫌われたかもな。」
そんなことはない。
沖田さんを見ていてわかる、沖田隊長は副長が好きなんだ。
…無意識だと思うけど。
「そんなことないですよ。俺、沖田隊長の部屋に行ってきますから待っててくださいね。」
「…ありがとな。山崎。」
立ち上がり、隊長の部屋へ向かう。
ああ、何でこんなことしちゃったんだろう。
もしかしたら沖田隊長は副長なんてなんとも思っていなかったかもしれないじゃないか。
…それでも、俺はこの人達をほおっておけなかったんだ。
これは俺の弱さだ。
銀魂キャラ
阿武兎
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猫 - 神羅さん。私も同意です。 (2018年7月26日 11時) (レス) id: 92631832e5 (このIDを非表示/違反報告)
ひい - ぎんたかがよみたい (2018年7月25日 14時) (レス) id: 92631832e5 (このIDを非表示/違反報告)
はるちーから話 - うぽつです!頑張って下さいね!銀新最高でしたので。( ´ ▽ ` )ノ (2018年2月4日 16時) (レス) id: e0290162bd (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 神羅さん» リクありがとうございます!時間がかかると思うとのですが、書かせていただきます! (2016年4月8日 21時) (レス) id: b899f08b12 (このIDを非表示/違反報告)
神羅(プロフ) - 銀高お願いできますか? (2016年4月8日 20時) (レス) id: a22dd21ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サーモン | 作成日時:2016年2月2日 0時