4品目 ページ5
『ん!ピッタリ!』
オクタヴィネル寮は海の近くではなく、まんま海の中にあった。しかも、人型で息ができる。広範囲にかかってるわけだから凄い技術力だ。
寮内は、珊瑚の海の王宮を思わせるかのような派手すぎず洗練された美しさがあるたてものだった。部屋も綺麗で、基本1年は2人部屋なのだが、それも気にならないくらいには快適だった。
今は制服や、運動着のサイズ合わせをしている。
正直、必要ないくらいにフィットしてる。
これも魔法なのかな???((
そんな考え事をしていると、扉が開く。ルームメイトが入ってきたようだ。
…ルームメイトはあのウツボか。
フロ「はじめまして〜。俺はフロイド。ジェイドもいるんだけど、アズールと一緒みたい。よろしくね〜、エビちゃん。」
『ジェイ…?アz…??まぁ、いいや。俺はA・セバスチャン。よろしく、フロイドくん。』
フロ「敬語とか気持ち悪いから。フロイドでいい。」
『…わかった。これでいいか?フロイド。』
フロ「ンフフフ!…おもしろいね〜」
『(なにが…?)あ、ありがとう?』
フロ「あっ、おれアズールのとこ行かなきゃ。じゃあねえびちゃ〜ん。」
『ん。またな。』
なんかのらりくらりとしてて掴みにくいな…
でも、気が合いそう。
"初めての"友達になれるだろうか。
『…それにしても、ほんと綺麗だな。』
俺の故郷の海はターコイズブルーじゃなくて
もっとにごって汚れてた。治安も最悪。
弱肉強食の世界だ。
ここみたいに心を落ち着かせる場所もなかった。
『…夕食まで時間もあるし、泳いで見るか。』
旅の途中で立ち寄った北の方の海を思い出し、
人魚の姿を解放して、窓から飛び出した。
『誰も居ないよな…』
左手を出す。
…自分の顔の三、四倍は大きい真紅の朱色の鋏。
自慢の一物ではあるが、ここでは不利になるものだろう。
『…隠し通さないと。』
しかし、この発言がのちのちのフラグとして
ぶっ刺されたことを
Aは知る由もない。知りたくもない。
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ジェノヴァ・ルシウス - イラストとても素敵ですね!羨ましいです(*´∇`*)出来ればフロイドともよろしくして欲しい…。続きがとても気になります!これからも頑張ってください!!更新楽しみにお待ちしております╰(*´︶`*)╯♡ (8月8日 22時) (レス) @page32 id: a3d5b84e3e (このIDを非表示/違反報告)
永遠の絆(プロフ) - えええ好きです。絵も好きだし物語も好きだし。。更新待ってます。頑張ってください!! (2020年7月30日 18時) (レス) id: 3fb52abb2a (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 絵がめっちゃ好み! 続き楽しみにしてます 更新頑張ってください (2020年7月6日 2時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
癒愛(プロフ) - 絵めちゃくちゃ上手くないですか?!いいとこで終わってめっちゃ続き気になるんですけど…!続き楽しみに待ってますね! (2020年6月15日 12時) (レス) id: ec3aae135a (このIDを非表示/違反報告)
みざらず@枢軸(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張っていこうと思います! (2020年5月28日 23時) (レス) id: 3f58576e7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どこかの国の同盟者 | 作成日時:2020年5月24日 19時