エビはもう居たようで【男主】《ツイステ》

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『…これはこれは、僕が傷つけたらしいウツボさんじゃないですか。

…怖くないんですか』


ジェ｢あの時は僕の方が悪かったのですからいいんですよ。あなたがそのような態度をとる理由も知っています。正気を失っていた時間を覚えていないあなたに対しフロイドが無礼を働いたこと、謝罪します。｣


……えーと？
？？？？？？？！


…てっきりあいつみたいに責めに来たと思ったのに謝られた？？？

いやいや、記憶のない間の俺がしたこと、確かに俺イマイチ怒られることにしっくり来ないけど、事実だけ聞いたら相当なばいやつだとおもうよ？？俺も！！


『いやっ！記憶が無いとはいえど、無愛想に威嚇してすみません…！こちらこそ謝らなければならないって言うのに！』


ジェ｢…きっと、貴方の触れてほしくない話題だったのでしょう？ならお互い様です。それに、威嚇した相手に怖くないんですかなんて聞くあなたが、本当に悪い人…いや魚とはおもわないので。｣ｸｽｯ


『は、はぁ。』


ジェ｢ですが、その服…サバナクローに転寮されるんですね。｣

『…あぁ。お前は許してくれても、ほかのやつらにもめいわくかけちゃったんでね。』


ジェ｢そうですか…

…それと、あなたの瞳、今はk｣






フロ｢でもさぁ、それって俺らから逃げてるよねぇ〜｣





ジェ『｢！！｣』


振り返ると何時入ってきたのか後ろにフロイドがいた。

フロ｢エビちゃんだっせぇ〜、つまんないのー｣

ジェ｢…フロイド。｣

フロ｢だってそうじゃん。エビちゃんの責任を取るって言葉、このタイミングだと[俺は責められるのが怖いから逃げます]っふうにしか聞こえないんだけど。｣


『っ…！てめぇ！』
ｶﾞﾀｯ

ジェ｢二人ともっ…！｣


フロ｢否定しないってことは肯定だよねぇ〜。あと襟首掴まないでくれる？伸びてアズールにまた怒られちゃう。｣


『…っそうだよ！！！』

(ﾄﾞﾝｯ)

『責任って言うのもあるけどっ…！確かに俺は逃げたいって気持ちでいっぱいだ！！うんざりなんだよ！この陰口言われまくる生活なんて！記憶にないことでいつもヒソヒソ！お前らも俺のことが大嫌いじゃないか！！なら、俺が居なくなれば得するだろ！！


もうほっておいてくれ！！！』


バッ(荷物を持って)


ﾊﾞﾀﾝ…。(彼は部屋を出ていった。)


…立ち去る時の彼の瞳は緑に輝き、

ジェイドは留まらせようと手を伸ばすが



その手を動かすことは"出来なかった"。

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