5話 ページ7
コビー「…僕、昔海賊に捕まってたんですけど…そこから僕を助けてくれた人がいたんです
いや、その人が僕を変えてくれたんです。だから、ずっと感謝してます」
柔らかく彼はそう笑った
私はそれを数秒の間、黙って見つめた
A「……貴方は、そんな性格だから頂上戦争を止められたのね」
火拳のエースが死んだ頂上戦争、現場にいなかったが後から話は全て聞いた
…彼を少し羨ましいとおもった
コビー「え?!いや、僕はなにも…」
A「命をかけて、勇気を振り絞って元帥の前で大きな口叩いたんでしょ?謙遜することないわ」
コビー「A中将…」
コビー大佐は口を半開きにして固まった
A「…稽古の時間、そろそろじゃない?」
コビー「えっ?!」
固まった彼の前に懐中時計を差し出す
針が指し示す時間を見ると、コビー大佐は息を吐いてから私に話し始めた
コビー「今日は10分遅れで始まるので大丈夫です」
稽古指導は准将だったか?…随分ぬるいことをしてるな。あとでシバいてやろう
コビー「あっ!そうだ!」
彼は思い立ったように手を叩く
コビー「宜しければこれから稽古を見に来ませんか?今日は大佐全員で稽古試合をする予定でして…」
コビー大佐はそこまで言うと「あ」と声を上げた
自分の言ったことに気がつくと、慌てて言葉の否定に移った
コビー「ご、ごめんなさい!大佐クラスでA中将のことを知ってるのは俺合わせて2人だけなんですよね…すいません…」
A「気にしなくていい、早く行きなさい」
コビー「は、はい…失礼します!」
大佐は足早に去っていく
…本当なら顔を出したいところだが、生憎私を知らない人が多すぎる
知っているのは、中将以上のクラスの人間と大佐のたしぎ、コビー、少将のヒナさんくらいだろう
A「…気分が上がらない。稽古はやめにしよう」
81人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - †NANA†さん» 訂正ありがとうございます。後ほど修正させていただきます (2019年10月29日 22時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 「ルフィ」であって「ルフィー」ではありません。 (2019年10月29日 22時) (レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ばりおさん» 応援のお言葉ありがとうございます!まだまだ続きますのでよろしくお願いします!すっごく嬉しいです。お付き合い願います! (2019年9月14日 19時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - これからどうなるか気になります!更新頑張ってください(*´∀`)♪応援してます♪ (2019年9月14日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ToaRin | 作成日時:2019年8月23日 20時