6話 ページ8
やることも無く、バルコニーで外を眺めていると見覚えのあるシルエットが外を出歩いていた
A「…スモーカー？」
仕事終わりか、単独行動の帰りか…どれだか分からないが、今の彼は暇そうだった
だからと言って、絡みに行く訳じゃない
口から紫煙を吹かすスモーカー、見ない間に少し老けたか？
白猟のスモーカー…彼と年はかなり離れているが、それなりに付き合いは長い。腐れ縁というやつだ
いつもタイミングが重なり、ほぼ同時期に昇進なんてのはいつもの事だ
そう言えばアイツの妙な噂を聞いたが…
ぼーっとしていると、下で立っていたはずのスモーカーの輪郭がボヤけていた
…あれ、寝不足かな
そう思って目を擦るが、次に目を開けた時にはスモーカーとの距離が近くなっていた
能力を使って私のいるところまで上がってきてる？！
A「うわっ！」
バルコニーから慌てて離れると、隣にはスモーカーが立っていた
ｽﾓｰｶｰ「人のことジロジロみてんじゃねぇよ」
A「…アンタが呑気にタバコ吸ってるからでしょう？」
スモーカーは2本目のタバコに火をつけて、私の隣で吸い出した
…常識がないな
ｽﾓｰｶｰ「出張お疲れさん」
A「どうも」
ｽﾓｰｶｰ「たしぎがうるせぇからいい加減やめたらどうなんだ？」
A「…」
本気で言っているのか？この人は
事情を知っているくせに知らないふりをするなんて悪趣味にも程がある
A「海賊を潰すのに手段は選ばない」
ｽﾓｰｶｰ「…そうかよ。まぁ、お前はそういうやつだったな」
A「分かっているのなら口を挟むな」
スモーカーの言葉に私は彼を睨みつけた
炯々とした眼差しで、刺すように言葉を尖らせた
A「海賊に情けをかけろっていうの？冗談でも腹が立つ」
ｽﾓｰｶｰ「そんなことは言ってねぇ。ただ、お前のやってる事は危険すぎるんだ
いくらお前の存在が他に知られていないとはいえ、出張先でバレたら確実に死ぬ。お前が相手してんのは3流海賊じゃねぇんだ。
もっと自分の命を大切にしろ」
彼は私の視線を絡ませないまま、タバコの煙を空に溶かした
A「…説教じみたこと言わないで」
私はその場から逃げるように去っていった
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - †NANA†さん» 訂正ありがとうございます。後ほど修正させていただきます (2019年10月29日 22時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 「ルフィ」であって「ルフィー」ではありません。 (2019年10月29日 22時) (レス) id: 9d78a5537a (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ばりおさん» 応援のお言葉ありがとうございます！まだまだ続きますのでよろしくお願いします！すっごく嬉しいです。お付き合い願います！ (2019年9月14日 19時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - これからどうなるか気になります！更新頑張ってください(*´∀`)♪応援してます♪ (2019年9月14日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2019年8月23日 20時
