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「銀さんと先生が旅してた時、1番記憶に残ってる出来事って何?」
銀時「言い方感想文だな」
「ちょっとだまっててくれない?」
銀時「矛盾してね?」
不意に気になって聞いてみた
旅をするという過去は私には存在しないらしいから、聞ける時にできるだけ聞きたかった
ただ単純に気になるだけなんだけども
銀時「なんだろなぁ…どれも記憶に残りすぎてっけど…
松陽が酒飲んだ時かな」
「酒?飲まなそうなイメージだけど…」
銀時「別にあいつも酒が好きなわけじゃねーよ。そん時は、俺に反抗期が来ててアイツも酔いたかった気分だったんだから飲んだんだろ。」
「珍しいこともあるのね」
銀時「ホントにな。そんで、夜にはぐーすかぐーすか俺を抱き枕にして寝やがって…朝起きたら、いつもは先に起きてる松陽はまだ寝てたんだよ。
俺は腹減ってたから兎でも狩ろうかと思って外に出たらよ…近くに銅製の水道見てーなとこがあったから気になってそこに行ったら
水が溜まってたんだ。でも、なんか泡がでてて…流石に飲んだらヤバそうだなとは思ったんだが、好奇心が勝って飲んじまった
口の中で水が動き出したみたいでな、思わず吐き出したんだけど…口に甘い味が残って、もう1回飲んでみたら、口の中で泡がはじけてる感じはあったが甘くて面白くて…
それを俺は汲んで松陽んとこに持って帰ったら、松陽はもう起きてて『逃げ出したのかと思いましたよ』なんていうのを無視して、水を差し出したら
松陽は俺が酔い醒ましに水を持ってきたのかと思ったらくて、それを一気飲みしたんだよ
その時俺は『あ…』とは思ったが、もう手遅れで…
松陽が思いっきりそれを吹いたんだよ
それがくっっっそ面白えんだよ!!俺、爆笑しちまって、拳骨3発入れられたけど
それが面白いのと意外さがマッチしてよかったなぁ」
思い出し笑いなのか、銀さんは目尻に涙を浮かべて大爆笑している
「それはたしかに面白いかも…」
想像してしまい、思わず笑いがこみ上げてきた
銀時「いやー、今思うと多分ラムネだったんだろうけど…
ラムネ水が湧く?っていうのか?多分それだったんだよなぁ…」
「ふふっ…なんか意外かも…」
銀時「何がだ?」
「もうちょっと違うのが来ると思ってたから」
私は申し訳なさそうに目を伏せる
銀時「お前からの嫌がらせだったのか?鈍くてわりーな。」
「ううん。そういうわけじゃないの…私も楽しい話題が欲しかったけど、そういう話題も出てくる可能性あるかもしれない…って、ちょっと腰引けてただけ。」
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - キラリ&キララさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ございません。話数を間違えてしまったので修正させていただきました。わざわざご指摘頂き、ありがとうございます。 (2018年6月22日 20時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ&キララ(プロフ) - すみません"途中"まで一緒な気がするでした (2018年6月18日 16時) (レス) id: 8fa86492e9 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ&キララ(プロフ) - 102と103が同じな気がするんですが……気のせいですかね?気のせいならばごめんなさい (2018年6月18日 16時) (レス) id: 8fa86492e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ToaRin | 作成日時:2018年5月15日 19時