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―高杉side―


朝食後、先生に連れられて俺とヅラは少し離れた特に何も無い場所へと連れてかれた


そこにあるのは、寂しげに置いてあるベンチと木だけ


俺たちは木陰に忍び、とある光景を見せられていた


銀時と…あの女…


2人はベンチに座り、2人だけの世界に入り浸っていた


先生の顔を眺めると、いつものように微笑んでから、銀時の方向を指さした


…先生は俺に何を見せたいんだろう


疑念のようなものを浮かべ、突っかかりながらも再度銀時を見る


あの女は、一体何者なんだ。銀時は、何であんなに執着してるんだ?


飾られた金魚鉢に閉じ込められた2人は、他人が見てもわかるほどに楽しそうだった


一見してみれば、恋人。しかし、その言葉では、まだ足りない。


家族?…いや、家族とはまた違う気がする…


親友と言われたら、首を横に振るであろう。


アイツラは…どういう関係なんだ


頭に浮かべたのは、二人の関係性


しかし、そんなものは自分の思考に霧をかけるためである。実際の所、あいつらの関係なんてどうでもいい


なにか別のことを考えなければ…


腕をさすり、身を縮める






この震えはなんと説明すればいい?


説明のしょうがない震え、同時に募るのは不安。何に対してかは、不明。あがる呼吸は、何に対してのモノなのかなんて分からない。目の前の光景が歪みそうなほど、焦点が合わない。隠れている茂みなど意味がなくて、誰かからの視線が耐えられない。鼻の奥がツンと痛んで、目が見開かれる。手のひらからじわじわと滲み出る汗は、冷や汗そのもの。背中から徐々に冷えていくのは、悪寒のせい。全身の毛がよだつ。指先から伝わるピリピリとした空気は誰から発せられてる?









______そう、俺は知ってはいけないんだ




アノ女のことを




心の臓から、脳から、全身から、忠告が出されている




何故、俺は知ろうとしていた?




…ああ、そうだ




銀時がアレに近づかないようにしたかっんだ



でも、無理だ。



俺はアイツらには何も出来ない





アレは人間じゃない。

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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - キラリ&キララさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ございません。話数を間違えてしまったので修正させていただきました。わざわざご指摘頂き、ありがとうございます。 (2018年6月22日 20時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ&キララ(プロフ) - すみません"途中"まで一緒な気がするでした (2018年6月18日 16時) (レス) id: 8fa86492e9 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ&キララ(プロフ) - 102と103が同じな気がするんですが……気のせいですかね?気のせいならばごめんなさい (2018年6月18日 16時) (レス) id: 8fa86492e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ToaRin | 作成日時:2018年5月15日 19時

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