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あの後、その場から逃げて…どうなったかよく覚えてない
でも、泉さんとは話してないし、その件についての会話もなかった
泉「今日、ここをでます。」
思わぬ会話はあったようだが
桂「……え？」
持っていた箸を落しそうになる桂
口を開き、目を見開いて泉さんを疑問視している
泉「傷ももう良くなりましたし、長居するわけにはいきませんから」
膝の上に丁寧に手をのせ、寂しそうな雰囲気を隠せずにした
桂は動揺を隠せないでした
桂「こ…ここにいればいいじゃないか…」
彼の言葉に強い意志は含まれていたものの、声の大きさに比例することはなく、弱々しく思いを伝えた
泉「ここにいては、また桂さんが狙われる危険があります。だから、でていきます。」
彼の声に返す言葉もなく、桂はそのまま俯き、唇を噛み締めていた
無力である自分に対する嫌悪と悲しみ
いつもは冷静な彼がここまで感情を振り乱すのは初めて見た
松陽「…そうですか。では、たびに必要なものを用意します。」
一瞬だけ残念そうな感情を出してから、いつものように振る舞う松陽
そんな光景を私は眺めていた
「おい」
銀時「なんだよ」
指で小さく肩を叩かれ、控えめのボリュームで声をかけられる
彼の辞書にも「気を使う」という言葉は載っていたようだ
高杉「あれ、放っておいていいのか？」
彼がこうして、他人に誰かのことを相談するのはとてもレアではないのか？
と、頭の中で巻かれるフィルムにこの光景を写しつつ、感嘆する
銀時「お前の好きなようにすればいいだろ」
私は膝を立て、松陽の後から出ていこうとする
高杉「おい」
銀時「アイツのこと1番よく知ってんのはお前だろ。自分のことは自分でなんとかしろ」
「パタン」
焦りも見えたが、困惑が大きく見えた。彼にとって、桂は案外大きな存在だということが良くわかる
心配しているんだろうが、彼はそれを「心配」していると自覚していない
学んでくれるといいんだが
向かう先は倉庫
旅に出る時に必要なもの
私も見ておかなければ、後々困る
…私たち3人だけになった時にね
「ギィ…ｨｨ…」
立て付けの悪い引き戸が嫌な音を立てる
肌がはい登って、爪先から鳥肌が立つ
今も昔も、この音とは付き合いきれん。鼓膜がゾワゾワする
銀時「ここだけ直してくんねー？」
汚いものを触るような手で引き戸を指さし、足をかける
松陽「そうですねぇ…あまり使わないと思っていましたが、一応直しますか」
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - キラリ＆キララさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ございません。話数を間違えてしまったので修正させていただきました。わざわざご指摘頂き、ありがとうございます。 (2018年6月22日 20時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ＆キララ(プロフ) - すみません"途中"まで一緒な気がするでした (2018年6月18日 16時) (レス) id: 8fa86492e9 (このIDを非表示/違反報告)
キラリ＆キララ(プロフ) - 102と103が同じな気がするんですが……気のせいですかね？気のせいならばごめんなさい (2018年6月18日 16時) (レス) id: 8fa86492e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2018年5月15日 19時
