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桂「…………は？」
普段の銀時からは考えられない言葉と態度に
疑問を抱く前に脳内の警鐘がうるさく鳴り響く
もう、目の前にいるのは
銀時じゃない
「この間の雨の日、俺が倒れそうになったところ助けようと飛び出そうとしてきたのもお前だよな？」
泉に向けて飛ばした言葉に泉はこくりと頷く
敵だと思って反撃しかけたが…と言葉を付け足すと、流し目で俺を見下ろした
「お前の大切に思っている人間も守ろうとしていたんだよ。命をかけて、お前が悲しまないように。
そんな全てを捧げれらた命を
全身全霊、全てを使って守ろうとしてもらった命を
お前はそうやってゴミみたいに扱う
他人の気なんて全く考えないで簡単に踏み潰す
偽善者なんてものより余っ程タチが悪い
自分が他人にどれだけ必要とされてるか1度だって考えたことがあるか？」
下ろされた視線に飄々とした態度はどこにもなく、鬱々としていて腹に一物も二物も抱えてそうな目に
俺は恐怖を覚えた
同時に銀時の言葉を耳に取り入れると
泉をみる
未だに心配そうな表情をしている泉
そうか、俺は
ずっと自分のことだけだった
泉と話すとずっと言っているだけで、
そこに泉の意思なんて存在していなかったんだ
そこにあるのは自分勝手な思いだけ
泉のこと、なんにも考えていなかった
自分の弱点と勝手さを他人から言われて初めて気づくなんて
本当に馬鹿だ
様々な感情が混ざり合い、整理が追いつかない
何故か押し出される涙はとめどなく溢れる
「おい。何勝手に話進めてんだよ。」
乱入してきたのは敵の男達
痺れ切らした様子だった
それをみた銀時はまた目付きを変え、刀を構えたかと思えば
「カシャンっ」
目にも止まらぬ早さで俺の縄を切った
パサリ、と縄が落ちたことにより全身へと血を巡らされた
「てめぇなにして…」
「いけ」
低く、ドスの効いた声の銀時である何かが俺に背を向け言った
「私が引き付ける。あの男の拘束を解いて逃げろ。」
小さな身体に対して大きすぎる刀を鞘から抜き、俺に告げた
俺は思わず声を張り上げる
桂「無理だ！こんな数…！！お前がいくら強いからって…」
「いけっっっ！！！！！」
桂「っつ…！！」
腹から出された厳しい声から
俺は、銀時を信じるという崖を渡ることにした
足の裏に力を入れ、
精一杯に駆け出す
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ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - ミリアさん» 返信が遅くなってしまい大変申し訳ございません。ありがとうございます。リクエストとしてお受け取りさせていただきます。作品が一区切り、または完結致しましたら、手をつけようと思っています。 (2018年4月16日 22時) (
レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で続きが凄く楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったら銀時♀逆行か高杉の姉か妹か娘がワールドトリガーかリボーンかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張ってくださいね (2018年4月12日 0時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
aina♪(プロフ) - いえいえ、全然、うれしいです♪ありがとうございます！（＊＾ｏ＾＊）よろしくお願いします<(_ _)> (2018年3月21日 11時) (レス) id: 1890f311d0 (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - aina♪さん» 私なんかでよければ、構いませんよ！ただ、参考になるかは分かりません…出来る限りのことはさせていただきます！ (2018年3月20日 23時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
aina♪(プロフ) - もし、良かったら、私の作品も読んでくれませんか？(>_<)初めてで全然自信ないので、アドバイスほしいです！ (2018年3月20日 23時) (レス) id: 1890f311d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ToaRin | 作成日時：2018年3月20日 20時
