【銀魂】呼吸する音 2【銀時成り代わり】

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銀時「……やばいと思ったら言えよ」


桂「ああ」


子供の会話とは思われずらい話をひとしきり繰り広げてから、俺はその場を立ち去った


何が起因なのかなんて今のところは知る由もないのだから、ヅラの生存本能がどれだけ使えるか


それが、ヅラの生死の分け目だろう


ヅラは悪意を感じないと言っていた。


今まで絡んできた餓鬼のような人間とは考えずらい


こんな監視するような脳は持ち合わせていないだろうし、こっそり殺せるような技術もない


もっと違う誰かが、もしも悪意をもっていたら気配は消しているだろう


殺気を出さず、気配だけ出すなんて無理だ


頭を抱えながら縁側を歩いていると、とある人物が道を塞いでいた


高杉「無い頭で考えたって意味無いだろ」


私が考え事をしているのは彼から見ても一目瞭然


普通なら悩みを聞くべきだろ…


第一声がそれとか流石に低杉くん…


銀時「お前に言われたかねーよ」


今は考え事に集中したかったが、こいつに話しかけられたことによりやる気が失せてしまった


全く、ほんとうにいつもタイミングが悪い


適当に流し、この場面を終了させようとしたが


高杉「おい」


彼がそうはさせてくれなかった


銀時「なんだよ」


高杉「お前、なんか変じゃねーか？」


目を見開く


…案外鋭いのか


妙な空気が漂ったのもほんの一瞬


銀時「お前を全面で嫌がってるだよ！そのくらい察せねーのか！た、か、す、ぎ、く、ん！！」


高杉をわかりやすくおちょくる


高杉「はぁ？！なんだとてめぇ！！人が心配かけてやってるのによぉ！！」


すんなり挑発にのる高杉


はぁーっ、楽なもんだわ


ちょっとおもちゃを見せるだけで釣れるんだから、扱いやすいもんだ


その日は考える気も捨て、高杉で遊んだ

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