【銀魂】呼吸する音 2【銀時成り代わり】

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「やっぱすげーよ！！銀時！！」
「お前、ほんとに強いな！！！」
「あいつも強かったけど、お前が1番だよ！！」


いつものように、俺の周りに集まる子供たちに


ものすごい勢いで褒めてくれる…


銀時「おいおい…褒めてくれんのは嬉しいんだけどさ、俺も疲れたから休まてせくれよ…」


松陽「道場破りさんも…休ませなければいけませんね」


松陽は困ったように笑うと、小さい高杉を抱きかかえた


ちょっと、やりすぎちまったかもな


怪我してる


松陽「大丈夫ですよ…銀時。貴方の部屋を借りますよ。」


心配そうな目でもしていたのか…察した先生は、俺に励ましの言葉をかけ、道場から消えた


その背中を見届けると、俺は防具を外し、隅の方に座った


俺が目を離した隙に、皆は練習を再開していた


真面目だなぁ


俺は、皆と同じ練習＋課題をこなしている


自分で勝手にやってるだけだけど…


先生の言っていた「現段階で銀時を超えている」というのは、


恐らく、課題の成果が出てきているということ


そんな鍛える必要なんてない


きっと松陽はそう思っている


でも、そんなことないんだ


未来の銀さんが「絶対に勝てなかった敵」を打ち倒すために


力が必要


だから、もっともっと頑張らなきゃいけない


また強い想いを灯し、俺は立ち上がると、その場から立ち去る


俺の部屋…俺の部屋…


特に何も考えず、道場を出た縁側を歩き、


左で曲がるところで立ち止まり、その場に座り込む

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