【ユーリonICE】I look, and do you not understand it?【勇利成り代わり】

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少し時間が経ち


私を含めた３人が落ち着きを取り戻した


銉葉「……そういえばさ、なんで九條は勇利になってんの？」


A「……逆に聞くけど、なんで私が私だって分かったの？それに、どうしてここに…」


前世のことは解決したが、今世のことは全く手をつけていなかった


その話に取り掛かることになった


A「…私は、死んで気づいたら勇利として生まれてきてた……詳しいことはわかんないけど…」


言えることも特に無く、今まであったことも気になる点は無かった


織語「こっちは、九條が死んでからしばらく経ってから…私たち2人は……その………事故にあって…」


A「えっ？！」


事故…？


私の時も…


いや、事故なんてよくあることだから偶然に決まってる


銉葉「死んではないと思うんだけど…なんの前触れもなく、こっちに来てた。ちょっと小さくなった自分の体に、知らない親。スタートは小4だった」


織語「私達は近所だった。でも、体は変わってないけど、新しい家族に私たちが無理やり組み込まれたみたいになってた。小さい頃のアルバムも写真もない」


銉葉「前の生活よりかさ充実してた。でも、やっぱり最初の方は色々あった。」


…引っかかるところがいくつもあった


一番引っかかる所は、私が例外ということ


この2人は途中から割り込むようにこの世界に来たのに、私は最初から。


しかも、勇利になっている上に私は存在しなかった


なにか、おかしい


織語「私たち2人は東京の方から引っ越してきた。私たちが元の世界で住んでいた場所には私たちの家はなかった…作画されていない場所なら…って思ったけど、無かった。ここが過去だからっていう可能性もあるけど…私の両親はこの時代もあの家に住んでいたし…」


A「この世界と元の世界がリンクしているっていう可能性は消えたわけだ…」


………なんだ、この違和感は


うまく行き過ぎていないか？


私のことではなく、この世界が


なんで３人もこの世界に来れた？


私は私の魂の目的があるから、この世界に来た可能性はあったけど、この2人がそれに関係しているのはまず無い


皆、目的なんて殆どの確率で被らないし


ベルか言っていた干渉者か…？


…でもやっぱり、何かおかしい

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