元・鬼殺隊雪柱、現・ボーダー最強天才剣士！

21話 ページ25

貴:忍田本部長、お時間頂き申し訳ありません。
忍:構わない。それで、どうした？
貴:近々来ると予想される大規模侵攻、「自由に」動
　 かせて頂きたいのです。
忍:「自由に」…？理由を聞いても？
貴:詳しくは話せません。ですが、「彼ら」の相手を
　 出来るのは私だけ。その「彼ら」との戦いに専念
　 させて頂きたいのです。
忍:…その「彼ら」というのは？
貴:…それは、話せません。「彼ら」は存在自体国の
　 上の人間でも極少数しか知らない国家機密。そし
　 て、「彼ら」の相手をするのは古の時代より存在
　 するとある組織。私もその組織の一員である以上
　 ボーダー隊員含めた「一般人」を守る義務があり
　 ます。「彼ら」に対抗する術を持っているのはそ
　 の組織の隊員のみ。何より、この三門市内にはそ
　 の組織の隊員が私しかいない。その「彼ら」の主
　 食は「人間」。
忍:主食が「人間」…！？
貴:何より私はあのお方に忠誠を誓い、人々の平和の
　 為に剣士に、誇り高き「雪柱」となりました。
　 私達は「守られる」のではなく、「守る」存在。
　 私は、最善の未来のために、人々の平和のために
　 「彼ら」を斬る。
忍:‥わかった。許可する。
貴:感謝致します。では、失礼します。

22話→←20話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す