○ 学園祭準備 ページ10
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「おーい、こっち手伝えって！」
「先生！脚立ってどこにあんの？！」
賑やかな教室内
男子たちの威勢いい声が教室を飛び交う
秋も深まる10月最後の週
今週末の明日、明後日
うちの学校は二日間の学園祭が行われる
今日の午後は授業なし
学園祭準備に先生や生徒たちが走り回っている
各学年、各クラスごとに出し物があるわけだけど...、うちのクラスは多数決で”お化け屋敷”に決定
机を組んで順路を作ったり、暗幕を張ったり...と、教室内は徐々に普段の面影を消しつつある
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そんな教室の隅っこで、あたしはルーズリーフに書いた当番表とにらめっこ
一つだけ残された自分の机で頬杖をついている
あたしの役割は、みんなの当番の時間割作り
誰が何時から中に入って、どのお化けをやるとか...
そんなことを決めてる
みんなの希望を調整するのがなかなか難しい
お化けになるのは嫌だし、一番楽かと思ってこの当番を引き受けたわけだけど....
相当めんどくさいことが発覚
みんなのワガママを全部聞いてると、決まるのもなかなか決まらない
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こんな感じかなぁ...？
今さっき、やっとなんとかスケジュールが全て埋まったところ
今は最終調整に取り掛かっている
シャーペンをくるくる回しながらクラスメイトの名前を眺める
「あーいたいた！櫻井くん、こっち手伝ってよ！」
ちょうど翔の名前に目が止まった時、教室の前からそんな声が聞こえた
当番表から視線を上げる
そこには、教室へ入ってきた翔の姿があった
積み上げられた机の向こうに見えるその姿を、隠れたつもりでさりげなく目で追う
黒板の前を笹で装飾する女子たちが、背の届かない高い場所を指差して何か話していた
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花谷さんと話してから、はや3週間
あの日から数日間、あたしは頭の整理に必死だった
もちろん、翔とはほぼ話していない
最近会話をしたのは、このスケジュールを組むための一言、二言
それ以外には話していない
花谷さんの話を聞いてから、あたしは翔に対してどんな顔をすればいいのか、ますますわからなくなっていた
別に翔から好きだと言われたわけじゃない
でも...妙に意識する....
こうやって姿を見てるだけでドキドキと落ち着かない
やばい....見てる場合じゃないし.....
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ゆき - 翔くんまさかの告白！！もうなんか翔くんとくっついちゃえって少し思っちゃいました笑 (2015年3月21日 15時) (
レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» はい！LDKを友達と見に行ったんですけど壁ドンの威力が...笑 (2015年3月17日 14時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 山崎くんかっこいいですよね！笑 (2015年3月15日 22時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» まぢです笑 あの人猫みたいなとこありますよね笑 (2015年3月10日 16時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 大野くん。。まぢですかぁ。。。笑 (2015年3月6日 10時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるきぃ | 作成日時：2015年3月2日 18時
