○ 小さな片思い ページ8
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花「...翔くんの...心の中にね」
その言葉が、ジーンと胸の奥深くに響いていった
ずっしりと重く、深く深く沁み渡る
ちょっと...待ってよ...
受け止めるには大きすぎる、重すぎて非現実すぎる
全てを告白したと思われる花屋さんの表情は、切ない中にもどこかスッキリとしていた
花「翔くん...私といても話すの藤堂さんのことばっかりでさ...」
「え...」
花「AがAがーって...よく話してたよ？」
翔....が？
花「だから初めて話した時言ったでしょ？藤堂さんんと話すの、初めてじゃないみたいって...覚えてるかな？」
そういえば...言ってた...
翔が...そんなにあたしのことを花谷さんに...？
花「翔くん、私の気持ち知ってるくせに...遠回しに諦めろって...そんな感じでさ」
「......」
花「....羨ましかったの、だから...あんな嘘...」
花谷さんの気持ちが乗り移ったかのように、痛いほどあたしに伝わってくる
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あの夏の日、あたしは花谷さんの言葉に何度も涙を流した
一番近くにいた人を、この世で一番遠くに感じた
ずっと好きだった人を失う辛さを知った
絶望感と喪失感に襲われ、自分を見失った
どうやったら立ち直れるか...どうしたら笑えるか...
自分を元に戻す術も知らず、必死にもがいてた
その全ては全部、嘘
作られた嘘の話.....
苦しめられて、泣かされて、本当なら怒るのが当然かもしれない
でも、今のあたしに不思議とその感情は湧いてこなかった
花谷さんを責める気持ちは湧きおこらなかった
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どうしてかはわからない....
でも、そんな気分になれなかった
花「翔くんに...怒られちゃった....」
てへへっと辛そうに花谷さんは笑う
複雑な心境の中、あたしは黙って花谷さんを見つめていた
花「なんで...そんな嘘ついたんだって...怒られちゃった」
花谷さんがどんな気持ちであたしに嘘をついたのか...
翔にそう言われて、どんなに苦しかったか...
それを思うと、ぐっと胸が締めつけられた
花「...ごめんなさい、本当に...ごめんなさい」
両手をスカートの前でギュッと掴み、花谷さんはまた何度も謝った
その姿が痛くて、痛すぎて...
あたしは強く掴まれた花谷さんの両手に触れていた
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・
もう、謝らないでほしい
それが、今の素直な気持ちだった
そっと包んだ花谷さんの手は微かに震えていた
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ゆき - 翔くんまさかの告白！！もうなんか翔くんとくっついちゃえって少し思っちゃいました笑 (2015年3月21日 15時) (
レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» はい！LDKを友達と見に行ったんですけど壁ドンの威力が...笑 (2015年3月17日 14時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 山崎くんかっこいいですよね！笑 (2015年3月15日 22時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» まぢです笑 あの人猫みたいなとこありますよね笑 (2015年3月10日 16時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 大野くん。。まぢですかぁ。。。笑 (2015年3月6日 10時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるきぃ | 作成日時：2015年3月2日 18時
