○ 嘘 ページ7
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「え、ちょっと花谷さん？」
声をかけても花谷さんは頭を下げたまま動かない
「あ、ねぇ、頭上げて？どうしたの？」
わけがわからないあたしは、慌てたまま花谷さんの肩を掴んでた
固まる体を無理矢理立て直させる
一体...何事？
顔を上げた花谷さんは、気まずそうにあたしと目を合わせた
花「ごめんなさい、いきなり...こんな...」
「ううん...」
突然呼び出されて、いきなり頭を下げて謝られる
何が何だかわからない展開にかける言葉が見つからない
黙って流れる沈黙に耐えていると、うつむく花谷さんがゆっくりと顔を上げた
何かを言い出しそうな顔にドキンドキンと心臓が強く打ち鳴る
ゴクリと息を呑んだ
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花「嘘...なの....」
「...え？」
弱く吹く風の中、消えそうな花谷さんの呟き
高鳴る鼓動のせいで、聞き逃しそうだった
....うそ？
なんの話が始まったのか内容が掴めない
黙って困っていると、花谷さんは弱々しく微笑んだ
花「前に...言ったでしょ？翔くんと...付き合ってるって...」
え....?
花「あれ...全部嘘だったの....」
一瞬、何を言われたのか事の重大さが理解できなかった
うそ....翔と...付き合ってるのが....嘘？
花谷さんの言葉を何度も頭の中で繰り返す
え...嘘...
じゃあ...翔と...花谷さんは....
理解したようで理解しきれてない
話がうまく呑み込めない
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でも...だって！
「え、でも！うちのクラスにもよく来てたし」
花「それは、私が勝手に行ってただけ。翔くんが私のクラスに来てくれたことなんて、一度もないし.....
」
「え、だって...噂だってあんなに流れてて」
花「あれは...私が自分で勝手に作り話して....」
「え...」
花「翔くんの気を引きたいから...遠回しにズルい小細工ばっかして...」
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そこまで言われても馬鹿なあたしにはピンと来ない
信じられない気持ちばかりが膨らんでいく
「え...でもだって、いつも一緒に______」
花「いつも一緒にいたのは、私じゃないよ？」
うだうだわけのわからないことを並べるあたしを、花谷さんがスパッと遮った
不意に見せた切ない笑顔に声を奪われる
花谷....さん....？
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花「いつも一緒にいたのは...藤堂さんだよ？」
......え？
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ゆき - 翔くんまさかの告白！！もうなんか翔くんとくっついちゃえって少し思っちゃいました笑 (2015年3月21日 15時) (
レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» はい！LDKを友達と見に行ったんですけど壁ドンの威力が...笑 (2015年3月17日 14時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 山崎くんかっこいいですよね！笑 (2015年3月15日 22時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» まぢです笑 あの人猫みたいなとこありますよね笑 (2015年3月10日 16時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 大野くん。。まぢですかぁ。。。笑 (2015年3月6日 10時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるきぃ | 作成日時：2015年3月2日 18時
