○ 安定の意地悪 ページ16
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ちょっと他のコと一風変わって大人びている智に比べて、前の三人が急に小さく幼く見えてくる
まるで、先輩に怒られる下級生
智特有の迫力も加わり、その軍配は目に見えて予想がついた
智「言っとくけど...そういう話は間に合ってるから」
なぜかつけたままの黒い布を翻し、智の腕があたしの肩を抱く
智「わかってるか？間に合ってるっつってんだけど...」
生「あっ...は、はいっ！スミマセンでした、行くぞ！」
ヘビに睨まれたカエル状態の三人
生田くんの声を合図に一斉に走り去っていく
あっという間に逃げる後ろ姿が廊下の先へと消えていった
ポカンとしたままその先を見つめていると、ピシッとおでこを弾かれた
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「いったー！なにすんのよっ！」
いきなりのデコピンに真横の智を見上げる
あたしを見下ろす表情は相変わらず意地悪かった
智「ほれ、行くぞ？」
肩を抱いたまま、智はお構いなしに歩き出す
ヒラヒラ舞うマントにハッとして辺りを見回したけど、見える範囲にさっき一緒だった女子は見当たらなかった
「はっ、放して！」
なんでこんなことに？
そう思いながら立ち止まる
授業をサボって家に連れて帰られたあの出来事以来、智との関わりはほとんどないに等しい
それなのに...なんでこんな時に.....
智「なんだよ...」
一緒に立ち止まった智は、思いっきり面倒くさそうな顔を見せる
回していた腕をやっと放した
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智「お前に用があってさ」
「...え？」
智「あ、それそれ」
いきなり手に持っていた当番表をひょいっと抜き取られた
智「こんなの不公平だろうが、フツーに」
何事かと思えば当番表を見るなり愚痴りだす
智「ただでさえかったるいってのに、なんだよこの出ずっぱりは...」
文句をたらたら言いながら智はひもをほどきマントを引っ張った
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智「どっか一か所だけに減らしとけ」
「え、でも...」
智「でもじゃない、じゃなかったら放棄するからな？」
えぇぇー、そんなぁ...困るし....
智「それを調整すんのがAの仕事だろ？文句言ってんな」
「えぇ、だってこれ、みんながこうしてって言うから....」
智が出ずっぱりなのは女子たちの希望
あたしが決めたことじゃない
智「んなの知るか」
でも、智はスパッと言い捨て当番表を差し出す
智「ってことで、頼んだからな？」
あたしの立場なんてあったもんじゃない
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ゆき - 翔くんまさかの告白！！もうなんか翔くんとくっついちゃえって少し思っちゃいました笑 (2015年3月21日 15時) (
レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» はい！LDKを友達と見に行ったんですけど壁ドンの威力が...笑 (2015年3月17日 14時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 山崎くんかっこいいですよね！笑 (2015年3月15日 22時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» まぢです笑 あの人猫みたいなとこありますよね笑 (2015年3月10日 16時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 大野くん。。まぢですかぁ。。。笑 (2015年3月6日 10時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるきぃ | 作成日時：2015年3月2日 18時
