○ 代わりの人 ページ13
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「代わってもらったら知らせて？」
一時退散....
引きつる笑顔であたしは席を後にした
そのままごちゃごちゃの教室をそそくさと出て行く
翔に振り返ることもなく賑やかな廊下へ飛び出した
変に思われたかもしれない
でも、あの場で会話を交わせる余裕がなかった
しょうがないよね...逃げるしか思いつかなかったし.....
目的もないまま廊下をふらふらと歩いていく
通り過ぎる教室はどのクラスもそれぞれ騒々しい
かなり形になってるクラスもあれば、うちみたいにまだまだ準備中のクラスもある
やっと胸の鼓動が落ち着くのを感じながら、あたしは階段を下りていった
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翔はあれから....花谷さんと話してないのかな....
思わずため息が出る
っていうか...花谷さんがあたしにあんなこと言ってきたって知らないってこと...なのかな....？
もし知ってたら、あたしと同じくらい気まずいはず
でも、さっきの翔には気まずい様子が全くなかった
それを考えると、やっぱり何も知らないってことになる
って...
どっちにしたってあたしが気まずいのは変わらないんだけど...
こんなことなら、あんな話知らなきゃよかったなんて思えてくる
でも...あの時の花谷さんの勇気を思い返すと罰当たり
せっかく打ち明けてくれたんだもん....
そんなこと思ったら罰当たりだ....
あぁぁああー！やめやめ！
うじうじ考えたって状況は変わらないし！
もうやめよっ！
ぐちゃぐちゃに絡んだ糸のような思考をバツんっとぶった切る
とりあえず強制終了
うろうろしながら気持ちを切り替える
そんな時...
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「藤堂さん！」
周りをロクに見てなかったあたしに背後から声がかけられた
ちょうど、自販機が並ぶ学食の近く
ざわざわする中、その声に振り返った
「どもー！」
開口一番、お笑い芸人のようなテンション
そこには、やっぱり気のせいじゃなくあたしを呼び止めた人が立っていた
「...あたし？」
不思議に思って思わず自分を指差す
だって、呼び止められたのはあたしの知らない人たち
男の子三人だった
なんとなく見たことはあるけど、本当になんとなく
....何の用？
反応に困って突っ立っていると、そのうちの一人があたしに近づいてきた
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ゆき - 翔くんまさかの告白！！もうなんか翔くんとくっついちゃえって少し思っちゃいました笑 (2015年3月21日 15時) (
レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» はい！LDKを友達と見に行ったんですけど壁ドンの威力が...笑 (2015年3月17日 14時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 山崎くんかっこいいですよね！笑 (2015年3月15日 22時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
みるきぃ(プロフ) - ゆきさん» まぢです笑 あの人猫みたいなとこありますよね笑 (2015年3月10日 16時) (レス) id: 78e1f6332d (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 大野くん。。まぢですかぁ。。。笑 (2015年3月6日 10時) (レス) id: 4f48c88a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるきぃ | 作成日時：2015年3月2日 18時
