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VS再不斬 4 ページ22

逃げ出してしまいたいほどに劣悪な環境の中、私たちは再不斬の水分身と対面していた。


ムリムリムリムリ!!!
死ぬと思うの!逃げよう!?ね!?!

「ククッ…偉そうに額宛までして忍者気取りか…
だがな、本当の忍者ってのはいくつもの死線を越えたもののことを言うんだよ」


再不斬さん?偉そうですけどあなた、鬼鮫とかより弱いよねぇ?ねぇ??

「俺様のビンゴブックに載る程度になって初めて忍者と呼べる…お前らみてぇのは忍者とは呼ばねぇ」
「ふざけ!!!!
あんたが勝手に忍者の基準決めてんじゃねぇよ!!!忍者ってのは心意気で決まんの!!!ブァアアカ!!!」

「ほう…?いい度胸じゃねぇか、ガキ」

え、ごめんて。

なんか消えたんだけど

ごめんて。


こっ!!!

こないでぇえええ!!!!

ドカッと渇いた音のあとに私の内部で鈍い音が響く

「………こほっ」

「A!!」

口からとてもじゃないが我慢のきかない咳が込み上げ血反吐をばらまく。

内蔵イッたぞ、これ…


「フッ…大したことのないガキか」

本体の再不斬の呟きを聞き、カカシ先生は逃げろと叫ぶ。
…逃げろだって?笑わせないでよカカシ先生…、
逃げたいに決まってんでしょぉおお!?!逃げられるように見えるの!?バカなの!?!?

一目散に動いたのはナルト、しかしそれは逃げるのが目的ではないようで…

額宛をキツく結び直した先にいたのは、怯えを完全に掌握したナルトだった。


「おい…そこの眉なし…
お前のビンゴブックに載せとけ。木の葉流忍者!最強ってな!!」

それでこそ…

「おいA!!いつまでヘバってんだってばよ!!
作戦会議だ!全員集合ォオ!!」
「おま…っ、私の状況見ろよ…っ」

あの厳しいサクラですら頷いてくれてるよ!?
一度私に視線を合わせたナルトはうーんと唸って言う。

「A、この作戦にはこの中で一番戦えるAが必要なんだ!いけるな!?」

むりかな!?

「よし!!わかったらこっち来るってばよ!」

お前が分かれよ!!





「ナルト、何期待してるか分からないけど、ほんとに全然動けないよ?」
「大丈夫!水分身から俺たちを引き離してくれればいいってばよ!」

それが一番難しいんじゃないかい?
…しかしまぁナルトもそれを自覚しているのだろう、表情は浮かない。

「んー。ま、やれるだけやってみるわ。
失敗しても責めないでね?」
「Aが失敗したら皆死ぬから責めようがないってばよ!」
「物騒!そして私への重圧!!」

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お姫(プロフ) - かえさん» 何度も読み返していただけているだなんて…!神ですか!!嬉しいお言葉ありがとうございます!かえ様のコメントで頑張ろうと思えます!不定期更新ですが更新ペースあげられるように頑張りたいです。これからもどうぞ応援のほどよろしくお願いいたしますm(。≧Д≦。)m (2017年11月14日 15時) (レス) id: efcc5b1388 (このIDを非表示/違反報告)
かえ - この作品大好きです。何回も読み直しました!更新頑張ってください!!応援しています!! (2017年11月13日 16時) (レス) id: ad74bb0de7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お姫 | 作成日時:2017年8月30日 0時

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