２３＿料理 ページ24
「なにするんですか」
「何って料理だよ？」
当たり前のように言う柳瀬さん。
人の家の冷蔵庫を勝手にあさるのはどうかと思うのは私だけなのか。
「何か一言くらい言ってくださいよ」
私が話している間に柳瀬さんはボールに材料を入れて料理を開始していた。
そのボールは洗ったばかりでぬれていた。
しかし、場所のわかるボールといえば目の前にあったこれしかなかったのだろう。
柳瀬さんはとっても手際が良かった。
ずっと見てても飽きないほどの。
「彼氏屋の店員ってなんでも出来るんですか」
気になって聞いて見た。
こんなに料理が上手なのは彼氏屋の店員だからなのか。
それとも柳瀬さんだからなのか。
「まあね。なんでも出来ないとあそこには入れないよ」
なんだ、柳瀬さんだからじゃないのか。
別に悲しさも喜びも感じなかった。
しかし、なんでも出来ないと入れない彼氏屋。
そうとう入るには難しいよう。
なんでも出来たってイケメンじゃないと入れないんだろうな、と心の中で考える。
「勉強しててもいいですか」
見てても飽きないのだが。
勉強したほうが効率的なため言ってみる。
「だーめっ。俺のこと見てて」
「は？」
思わず驚きの声を言う。
この人はナルシストなのか。
よくわからないがこっちが雇っている身のため言うとおりに従う。
「Aちゃんって料理できないでしょ」
じっと見ていると柳瀬さんがそう言ってきた。
「出来ませんけど、何故？」
「Aちゃんは家事とかできなさそうなタイプだから」
私は家事全般苦手だ。
今まで対応してきた中で家事のできないタイプなどあるのだろうか。
「あとで料理教えてあげる」
ナルシストではなかった。
作るのを見ててといっていたのは、私に作り方を覚えろということだったのだ。
私に対しての、優しさだったのだ。
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カノン♭(プロフ) - おお！続編おめでとう！！(*ﾟ▽ﾟﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ (2014年4月9日 7時) (
レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
晴れノチ曇(プロフ) - カノン♭さん» 見てくれるのはやいねー毎回ありがとーッ！これからどうなろんだろうねこの人たち……自分でも話考えながら書いてるから気になるよ(´・ω・`) (2014年4月4日 23時) (レス) id: 54af9aaec5 (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - (； ･`д･´)ﾅﾝ…ﾀﾞﾄ!?嘘だろ晴樹嘘だと言ってくれ！←オーバーなw (2014年4月4日 23時) (レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - 晴れノチ曇さん» ノッチ、良くやったぜ！柳瀬さんが空気になったのかと思っゲフンゲフン (2014年4月3日 12時) (レス) id: faadc1753c (このIDを非表示/違反報告)
晴れノチ曇(プロフ) - カノン♭さん» お待たせ柳瀬さんですｗ((今気づいたけどそうとう長い間柳瀬さんが出ていなかったｗ (2014年4月3日 11時) (レス) id: 54af9aaec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴れノチ曇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2013年9月22日 1時
