か れ し さ ま。【鬼滅の刃】

放置してみた。 ページ20

彼氏を放置して鴉や雀に構ってみた。
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竈門炭治郎

「す、少しは俺に構ってくれても良くないか…？」

私の服を少し引っ張りながら、上目遣いと涙目でそう言ってくる。……何だろう。めちゃくちゃ抱き締めたいんだが。え、可愛過ぎじゃない？これ狙ってるよね絶対。

(…鴉が俺を睨んでる…)



我妻善逸

「チュン太郎ばっかりずるいよぉー！！ふざけんなよぉー！！」

泣き喚き、叫び回り、そしてつまづいて転ける。それを何度か繰り返し炭治郎に愚痴を言いに行って数秒で戻ってきた。…アオイちゃんかしのぶさんに頭のネジを治してもらうのが先だなこれ。

(チュン太郎絶対許さない！)



嘴平伊之助

「そんな弱味噌ばっか構ってんじゃねー！」

鴉を追い掛け回し、挙句の果てに食べようとする。少し小突くと、泣きべそをかきながらごめんって謝ってきた。…伊之助ってこんな素直だったっけ？疲労で幻覚を見ていると思い寝ようとしたら「なんか言えよ！」と言ってきた。…幻覚じゃない……!？

(幻とかじゃねぇよ)



冨岡義勇

「……」

何も言わずジッとして此方を見るだけ。…眼光ちょっと開いてるの怖いかな。今すぐ止めてくれ。鴉を撫でるのを止めて彼の頭を撫でたら少しだけ表情が柔らかくなった。…可愛い。

(気分が良くなるな、これ)



錆兎(鴉はいないので、山の動物に構います)

「…俺の髪の毛……、何でもない」

言葉の続きが気になるが、何でもないと言われた為聞き流す。羨ましい、というのが顔に書いてあるので、撫でてあげたいが止めておく。クッソ…撫でたいっ。

(俺の髪の毛もふわふわだぞ、なんて言えないな…)


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