今日もお前は見ている【呪術廻戦】 (ページ11)

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先輩ページ11

五条「今日はAも加えて対人戦をします！」

開口一番、五条は言う。

野薔薇「私達がいつもやってるようなことかしら？」

五条「そう！二年も紹介したいからね」

入っていーよと五条の腑抜けた声に続き先輩らしき人が3人…いや2人と1匹が現れる

五条「呪具使い禪院真希。
呪いを祓える特別の武具を扱うよ。使いたいのがあったら教えて貰いな」

彼女が背負っている物が恐らく呪具なのだろう

真希「お前が新しい一年か。私を呼ぶ時は苗字じゃなく名前で呼べ、いいな」

『…真希先輩』

真希「……よろしく」

年下を敬うのは少し癪だが＿
試しに先輩と呼んでみると耳を少し紅くして横を向いた。いや可愛いな

五条「んで、隣の男子が狗巻棘。呪言を使うから語彙はおにぎりの具に絞ってる。慣れたら会話は出来るようになるよ」

狗巻「すじこ」

…慣れるのにはかなり時間が掛かりそうだ

五条「そしてパンダ。」

パンダ「パンダだ。よろしく頼む」

…人語？、着ぐるみ＿？？？いや、こういうのは案外何も聞かない方がいいのかもしれない。一つの個性としてとっておこう

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グラウンドに出て軽く準備運動をしていると真希先輩が声を掛けてきた

真希「Aの術式は相手側からしたらかなり厄介。
悟から聞いた話だと物攻は無力化出来ないときた。なら当然近接に持ち込まれることが多い」

あの時確かに虎杖の腕は私に当たった。
物理攻撃の無効化という感覚が掴めていないのかもしれないが、
出来たとすると威力の半減かそれ以上だと見込んでいる。となるとある意味成功していたのか…？

真希「何にせよまず私と手合わせをする。その後呪力,術式を使った恵とやってもらう」

自分自身この力について把握しきれていない。何処まで通用するか＿見ものだろう

彼女と向き合い間合いをとる。真希さんが使う武具はリーチが長い。
故に安易に近付いてくることは無いと仮定する。

＿刹那空気を切る音が耳元を横切った。咄嗟に反射神経で逆方向に跳ぶ
その後も仕掛けてくる攻撃を躱しながら容易く近付くことは出来ないと悟る。
まるで体の一部のように精密に動く呪具。目的を変えよう。次はあの武器を狙う

そこからは早かった。頭上を通った武具を受け止め中心部分を蹴るように後方宙返りを決め込む
相手が怯んだ隙に奪い体制を整え武具の先を彼女の喉元にやる

＿＿私の勝ちだ