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16話 ページ18

『え、だ、太宰さん……?』





「ごめん。私のせいで、こんなことになってしまった……」




抱きついている太宰さんの顔は私には見えない。


けど、ひどく悲しそうな声をしていた。





『大丈夫ですから、そんなに自分を責めないでください…ほら、太宰さんに似合いませんよ……?』








そういうと、太宰さんはゆっくりと顔を上げて、へらっと笑った。
そしてこう言った。









「A、ずっと前から好きだよ。」

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作者名:ぐらっせ | 作成日時:2018年3月16日 22時

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