66話 戻り始めた日常 ページ44
ここは江戸。
いや、東京。と言うべきかな？
かつて侍達が命を懸けて守ったこの街は復興に向けて様々な人が忙しく働いている。
それは私も例外ではなくて…
｢A姉！そっちは終わった？｣
『晴太。うん、終わったよ』
半壊した吉原の復興を私は手伝っていた。
元々私は百華にいた訳だからまあ、そうだよね。
春の風が優しく吹く。
さらりと私の長い黒髪が風に揺れた。
ここ数年切っていなかったから伸びすぎてしまって、今はポニーテールをしている。
あの全ての戦いが終わったあと、私は月詠姉にすごく怒られて、すごく泣かれた。
それは月詠姉に限らず皆もだったけれど。
敵の仲間のふりなんて危険なことをしてって…
心配してくれていたのがとても嬉しかった。
そして皆気になってると思うけど松陽さんは、あの後やはり消えてしまった。
…いや、消えたって言ったら語弊があるのかな
私が目覚めた時は居なかった。
きっとどこかで生まれ変わっていると思う。
弟子にでも面倒見てもらっているといいななんて少し他人行儀だけど私達の戦いは終わったから許してね。
｢A姉。そろそろ沖田さんが来るんじゃない？｣
久々だよね。と晴太はにかりと笑う。
『そうだね。』
総悟も私も、もう20歳。
武州で別れてからもう6年も経っているんだ。
『…そろそろ、決着つけないとね』
私のつぶやきは晴天に飲み込まれた。
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赤珠（仮） - らーめんさん» だよねー（白目） (2019年3月30日 16時) (
レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 多分その頃には終わってますね...笑 (2019年3月29日 17時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠（仮） - らーめんさん» おーまいがー……うーん…え、ええと、さらば追い付いたら戻って読むね←いつになるんだよおい (2019年3月29日 14時) (レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» でもこっからほとんどネタバレ注意になりますね← (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 一応分かるようにしましたけど...うーん笑って感じですかね (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らーめん | 作成日時：2019年2月28日 17時
