46話 ページ24
蹴って蹴られて殴って殴られて切って切られての繰り返し。
今までで1番強い相手だった。
だけど
『……終わりよ、風舟。』
私はそう言って風舟の心臓を貫いた。
「かはっ...！！」
風舟は口から血を吐いて倒れた。
「……ハハハ！俺を倒して一件落着だと思うなよ？俺がここに来たのはあくまでもお前を足止めするため。晴太とかいう奴の病気もお前を江戸から離れさせるためだからな！！」
『何を、』
「お前が居たら将軍を暗殺する事は難しくなる。だから晴太とかいう奴に毒を盛りお前を江戸から離れさせた。残念だったな。お前の大切な人達はもうじき死ぬさ。将軍暗殺に巻き込まれてな」
その言葉に頭が真っ白になった。
コイツ、何処まで仕組んで……！！！！
『うあぁぁあぁあ！！！』
私は叫びながら風舟の心臓を何度も刀で刺した。
こいつはどこまで私の人生を狂わせた気が済むの。許さない。許さない。
風舟が完全に息の根を絶ったのを確認してから私はさっきよりも早く走って江戸へ向かった。
さっき戦って怪我したところがじくじくと痛むけど構わない。どうせすぐ治るんだから。
早く戻って皆を守らなきゃ！！！
そうしてようやく江戸に着いた。
だけど
「将軍様...」
「暗殺されたって……」
私が着いた時にはもう、遅かった。
「A、Aはよく頑張ったよ。何もAは悪くないさ。晴太に薬を持ってきてくれてありがとう」
日輪も月詠姉もそう言って笑ってくれたけど、私はその言葉を受け入れることが出来なかった。
月詠姉に強制的に風呂に入れさせられて着替えて寝させられた。
私は布団の中で泣いてしまった。
その涙の理由は実の父を殺したからか、江戸を守ることが出来なかったからか分からないけど
ただただ泣き続けた。
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赤珠（仮） - らーめんさん» だよねー（白目） (2019年3月30日 16時) (
レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 多分その頃には終わってますね...笑 (2019年3月29日 17時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠（仮） - らーめんさん» おーまいがー……うーん…え、ええと、さらば追い付いたら戻って読むね←いつになるんだよおい (2019年3月29日 14時) (レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» でもこっからほとんどネタバレ注意になりますね← (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 一応分かるようにしましたけど...うーん笑って感じですかね (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らーめん | 作成日時：2019年2月28日 17時
