45話 ページ23
『...は？』
突然の事で間の抜けた声しか出ない。
え、今なんて？
すると風舟はニコッと笑って
「君の父親は僕ってこと♪頭悪いの？」
と言った。
……頭悪いの？にイラッとしたけどそんな事気にしてられない。
この人が、私のお父さん……？
でもなんか本能がコイツは危険って知らせてる。
『どういうこと、だって、お母さんは私の力を封印するために...』
「あぁ。鳳仙から聞いたの？そうだよ。確かに君の母親、珠希は君の力を知ってそれを封印した。けどその時はまだ珠希は死んでなかった」
ゴクリと息を飲み込む。
「僕は最強だったんだよね。あの時。宇宙一強い戦闘民族の中でも1番強かったからさ。」
『……何が言いたいの』
「でもお前が生まれたせいで最強の称号はお前に持ってかれた。
そりゃそうだよなぁ？最強の俺と女の中での最強の珠希との子供なんだから」
次の瞬間、風舟は私に攻撃をしてきた。
『...っ！』
なんとか避けて防御体制を作る。
「お前が珠希のお腹の中にいる時俺はお前を殺そうとした。だけど珠希はそれを拒んだのさ。」
『……お母さんが...！？』
「逃げられてやっと見つけたと思ったら肝心のお前は居ないし、珠希はお前の居場所を言わなかった。だからさ」
風舟は私に刀を振りかざし
「殺してやったよ！！！！最後までお前の名前を呼びながら死んでったよアイツはぁ！！！！」
と言った。
『そ、んな』
知らなかった。こんなにお母さんに思われていたなんて。
知らなかった。お母さんが命をかけて私を守ってくれたなんて。
知らなかった。私はちゃんと望まれて産まれてきたなんて。
知らなかった。…………私のお父さんがお母さんの事を殺したなんて。
ごめんなさい。お母さん。
今までずっと恨んできて。
私の力を封印してまで私を守ろうとしてくれて、ありがとう。
……ちゃんと、仇は撃つから。
『ゆる、さない』
「あぁ。俺もお前の事を許さない。」
私達はお互いに向き合い、刀の柄に触れる。
そして次の瞬間一気に刃が触れ合った。
『許さない！！！私は絶対、貴方を殺す！！！！！！』
「父親にそんな態度とっていいのか？ハハハハ！！」
晴太の薬の事なんて忘れるくらい私は怒り狂っていた。
それは風舟も同じでお互い目に殺意を込めながら戦った。
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赤珠（仮） - らーめんさん» だよねー（白目） (2019年3月30日 16時) (
レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 多分その頃には終わってますね...笑 (2019年3月29日 17時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠（仮） - らーめんさん» おーまいがー……うーん…え、ええと、さらば追い付いたら戻って読むね←いつになるんだよおい (2019年3月29日 14時) (レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» でもこっからほとんどネタバレ注意になりますね← (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 一応分かるようにしましたけど...うーん笑って感じですかね (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らーめん | 作成日時：2019年2月28日 17時
