40話 ページ17
……部屋を出たはいいけど、どこだここ。
『……完璧に迷った...』
ウロウロとしていると
「……A？なんでここに...」
『……近藤さん...』
近藤さんが丁度部屋から出てきた。
近藤さんにさっきの事を全て話すと、驚きながらもしっかりと聞いてくれた。
「とりあえず俺の部屋に来なさい。お茶ぐらいは出すから」
『ありがとう、ございます...』
近藤さんの部屋は書類が沢山あって流石局長って感じだった。
机の上を見てみると2つの写真が置いてあり、1つは綺麗な女性が写っており
もう1つは私にそっくりな女の子と近藤のツーショットだった。
『……これ』
「...あぁそれか。Aは覚えてないだろうけど武州にいた頃に撮った写真だよ。」
俺達が江戸に行く時にこれもくれてな。と汚いカエルのお守りを近藤さんは机の引き出しの中から取り出した。
……これ、見覚えある。
『近藤さん。私、皆のこと思い出したい。だから昔のこと話してくれませんか...？』
なんでだか分からないけど“皆”の事を思うと胸が暖かい。心地良い。
すると近藤さんは笑顔で
「当たりめぇーよ！」
と言って私を撫でてくれた。
それから近藤さんはいろんな話や写真を見せてくれた。
『……ん？これ...』
私が気になったのはとある一枚の写真。
「あぁそれは俺がAに誕生日プレゼントにあげた下駄だな。
喜んで写真撮って俺に送ってくれたんだ」
その下駄は片方だけ私が持っている下駄にそっくりだった。
「……まあAが誘拐された時片方なくなってしまったんだがな。」
『へぇ...』
帰ったら、調べてみよう。
こんなに楽しい気持ちになれたのは久々だった。
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赤珠（仮） - らーめんさん» だよねー（白目） (2019年3月30日 16時) (
レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 多分その頃には終わってますね...笑 (2019年3月29日 17時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠（仮） - らーめんさん» おーまいがー……うーん…え、ええと、さらば追い付いたら戻って読むね←いつになるんだよおい (2019年3月29日 14時) (レス) id: bf995e4343 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» でもこっからほとんどネタバレ注意になりますね← (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
らーめん(プロフ) - 赤珠（仮）さん» 一応分かるようにしましたけど...うーん笑って感じですかね (2019年3月29日 14時) (レス) id: 228e3e71f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らーめん | 作成日時：2019年2月28日 17時
