~40~ 何も知らない 翔side ページ10
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先「移植をしなければ、このまま症状は進むばかりなんですよ!?ご自分でもお分かりでしょうけど、薬はもうほとんど効果がないんです‼」
和「わかってます。」
和と先生の会話に俺達はついていけてない。
移植ってなんだよ、それ……………
先「じゃあせめて、移植をしない理由はなんですか。なぜ、移植を拒否するんですか。」
和が移植の話をされていた事すら知らない
俺達は何をどう反応していいか分からない。
何も言えずに和もだんまりを続ける。
先「まさか、みなさんに移植の話をしていないんじゃ………」
和「してませんよ、何も。移植どころか病気が原因で入院してたということもこの間知ったんですから。」
正直ショックだった。
和の言った通り、俺達は和に病気については
何も聞いた事がない。
何かあればきっと言ってくれると
思っていたから。
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いや、違う。
言ってくれると思ってたというより
元から和は俺達に病気の事は話すつもりが
なかったんだ。
自分から姿を消して、
やっと見つけたと思ったら2週間も
意識が戻らなくて、移植をするまで
病気が進んでいるなんて知るはずもない。
智「先生、すみません。少し、俺達5人だけにしてもらえませんか。」
いつになく真剣な智くんの声に、
先生も頭を深々と下げて病室を出ていった。
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花蓮(プロフ) - ありがとうございます。にのあいさんの応援が確実に私の書く力になってます。これからもよろしくお願いします！！ (2014年9月20日 18時) (
レス) id: 82294c09b3 (このIDを非表示/違反報告)
にのあいlove - 更新、頑張ってください！楽しみにしています！ (2014年9月12日 22時) (レス) id: bd5aa6f72e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2014年9月3日 16時
