~42~ 止まらない 智side ページ12
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智「待て、和‼」
和「っや……離してっ‼」
廊下のつきあたり、非常口のある目の前で
和の腕を掴む。
智「嫌じゃないっ!……息上がってんだろ‼」
和「だってっ‼」
思いっきり振り返った和の唇は紫色で
心臓が弱いのに走っていたから息も整わない。
無理やり腕を引いて非常口を出ると
階段に座らせた。
智「走ったらそんな風になるのわかってるんだろ??」
和「いいのっ……どうせ…っ生きれない……」
その言葉に俺の中の何かが切れた。
智「なんで2人があんな風に言ったと思う!?どうせ生きれないだと………ふざけんなっ‼生きれる選択肢があるのにそれを選ばないのは自分だろ‼」
和「選択肢………?ははっ‼笑わせないでよ。移植なんて選択肢に入らないよ。」
気がついたら和が頬を押さえていた。
和「った………何すんの………」
ぎろりと睨む和に負けないように
俺も睨み返す。
後ろの非常口のドアが開いたのが
視界に入ったけどそれでも俺は止まらない。
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花蓮(プロフ) - ありがとうございます。にのあいさんの応援が確実に私の書く力になってます。これからもよろしくお願いします！！ (2014年9月20日 18時) (
レス) id: 82294c09b3 (このIDを非表示/違反報告)
にのあいlove - 更新、頑張ってください！楽しみにしています！ (2014年9月12日 22時) (レス) id: bd5aa6f72e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花蓮 | 作成日時：2014年9月3日 16時
