ようこそ、華麗なるサァカスへ【文豪ストレイドッグス】

演目14　＿ 男と抱き合う趣味は〜、ないっ！ ＿ ページ15

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太宰「男と抱き合う趣味は〜、ないっ！」




その声の直後、


地面にドテンと衝突した少年。


彼は先ほどまで、


白銀の虎だった。




太宰「いやぁ、疲れた疲れた」




彼を白虎から人間に戻したのは、


太宰治、反異能力者である。




師星「凄い、ダネ！格好良かッた、ダヨ！」




結局何もせず傍観していた道化師が、


拍手とともにそう云う。


その拍手が、


ピタリと止まった。




師星「……誰か来てる、ダネ！」




その言葉通り、


十数秒後、


倉庫に怒号が響き渡る。




国木田「おい太宰！」



太宰「あぁ、遅かったね。虎は捕まえたよ」



国木田「！ その小僧……」



太宰「虎の異能力者だ。変身している間の記憶がなかったんだね」



国木田「全く…次から事前に説明しろ、肝が冷えたぞ」




その時、国木田の視線が道化師に向く。




国木田「こいつ、まだ居たのか…」



師星「酷くない、カナ！？」



国木田「まぁいい」




良くない、ダヨ！？と叫ぶ道化師を横目に、


国木田がため息をつく。




国木田「お陰で非番のやつまで駆り出す始末だ。皆に酒でも奢れ」




月明かりに照らされて、


４人の影が現れた。




、

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