#050.Ω×β×α 6 ページ21
夕食も終わり、教授からの一言も
面白くないので、割愛……。
そのまま、一人で部屋へと戻ったが……
「……何してるんですか?」
「あれ?教授から聞いてない?」
1人しか泊まらない為、部屋にはベットが一つ。
その上に、爽やかな笑顔で及川が待つ。
「何も聞いてない。」
「そうなんだ。じゃあ、A。一緒に寝よっか?」
ニコニコと笑顔の及川。
「…まだ、眠くないので。」
きっぱり断るA。
テレビをつけ、面白い番組がやっていないか探っていると、たまたまゾンビ系の映画がやっていたので観る。
「こっちおいで。」
及川に手招きをされ、ベットにて座る。その時に、後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「…これ見たことある。」
「へぇ…。どうなるの?」
「爆発する。結構派手にね。」
先の展開を及川が話した。
Aは食い入るように、映画を鑑賞する。
「Aの声、聞こえてたよ。」
「……声?」
心当たりの無いAは、首を傾げる。
「…あの三人組に何かされた?」
____あ、あの時か。
「別に、なにも。」
「ふーん。」
「…なんか、絡まれただけ。」
「…もうさ、部屋のお風呂に入りなよ。」
少し機嫌の悪い及川を、不思議に思うA。
「なんで?」
「……ダメなものはダメ。Aちゃんは、オレに言うでしょ?それと一緒。」
実は……
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in 男湯。
研磨や、一部の選手はいないが…
殆ど、それぞれが疲れを癒す。
「あの赤ジャージ、名前なに!?」
「AA。Aはバレー興味ねぇっていってたのにな。あんな上手いんだよ。」
「才能か…。」
木兎と黒尾が話す。
話題は、”赤ジャージのマネージャー”で持ちきりだ。
それを面白くないと思うのが一人…。
「岩ちゃん〜、みんな黙らないかな?」
「水ん中は聞こえないだろ、沈めてやろうか?」
「いや…遠慮しておきます。」
及川は、近くの国見に話しかけた。
「国見ちゃん、知ってた?Aのバレーのこと。」
「知りません。けど、水泳で全国4位だとは知ってます。」
「そうなの!?」
Aの過去の活躍を知り、驚く及川。
その時…
『Aさんの痣、どうしたんですかー?』
『なんだか虫みたいでキモーい!』
『うち、虫と入るのヤダ!』
女湯の方から、声がする。
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作者名:色葉怜 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2014年12月31日 22時