#041.α×Ω×α ページ11
【a few days ago…】
「おはよ〜!Aちゃん。白衣似合ってるよ!」
「及川くん、まだ動かないで!薬抜けてないんだから…」
「オレもいるんだけど…。」
Aが生まれた国立病院に…
今、及川は入院している。
そして、黒尾とAはその病院で
研修をしている。
「看護師さんいわく、この部屋に患者さんが移動してくるって。」
「だから静かにしろ。」
「はーい。」
看護師さんに連れられて、坊主の人がやってくる。
その人は及川くんと黒尾のことを見るなり…
「げ!!マジかよ!」
と、固まった後…私を見て…
「うっわぁ…!!」
鼻血を出して、ぶっ倒れた。
それを見て、看護師さん達は爆笑していた。
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「なぁ、影山!田中さんが入院中の部屋ってどこだっけ?」
「あぁ?…多分、あっちだろ。」
「やっぱり、聞いてみよう!すいませーん。」
日向が近くにいた、白衣の女性に声をかけた。
その人は、息を飲むほど美人だった。
「どうかされましたか?」
「…あ、あの!田中龍之介の部屋は知ってますか!?…部屋が変わったみたいで分からないんです。」
日向がそういうと、女性はすぐに
「それなら、78号室ですね。お見舞いの際は、相部屋の方に迷惑になりますので、静かにお願いします。」
「はい!ありがとうございます!」
日向が頭を下げたので、オレも下げた。
が…背後に気配がする。
「「黒尾さんっ!?」」
「さすがだな、変人コンビ。来い、案内してやるよ。…もちろんAも来いよ。」
黒尾はそう言って歩き出す。
その後ろを渋々ついていくA。
「黒尾さんが…医者?」
「なんか怖ぇな…。」
影山と日向は怖がりながらも、ついていく。
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作者名:色葉怜 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2014年12月31日 22時