第窮話 【神様】 ページ11
一方その頃地獄では
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終わった
ついに終わらせた
渦高く積まれた仕事は、机のスペースと睡眠時間を長きに渡って占領するとても厄介なものだったが、ようやく解放された。
背もたれに寄り掛かり天井を見上げ
はぁ、と一つ溜め息をつく
終わった
改めてそう思うと、我ながらよくやったものだ
全くあのバカ(閻魔大王)が仕事をサボるから
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どうしたらあのアホ(閻魔大王)は仕事をするだろう
こうやって徹夜を決め混む度に考え悩むがいい案が思い付くことはない
考える暇があるなら眠ってくれと体が悲鳴をあげているし、お腹も空いた
ぐぎゅゅゅぅぅ、と鳴った空の胃にAさんから戴(いただ)いたレッ●●
ルを流し込み寝所に向かうべく椅子から立ち上がる
「鬼灯様ァ!!」
寝不足な自分に比べ実に軽快な足取りで走る茄子さんと唐瓜さんがこちらに向かってくる
「おや、どうしました二人とも」
「唐瓜…「はぁ!?言い出しっぺお前だろ」えー、お願い」「…もー、しょうがねーなぁ」
茄子さんに背中を押されて出てきた唐瓜さんが申し訳無さそうに喋り始める
「あのー、
Aさんって居るじゃないですか。
あの人って本当に烏天狗なんですか?
え、えっと。検討違いだったらすみません。」
「どうしてそう思ったのですか?」
そこで茄子さんはいつものごとく元気に両手を挙げ自信満々に答える
「だって美人だからでーす!」「ああ、よくわかります」
全くいつものことながら茄子さんの観察力には舌を巻く。
別に話してもいいのだが、仮にもこれは個人情報だ。あらぬ形で漏れ、悪用されたら信用問題にもなる。
足音も聞こえない廊下
ここには自分達以外は居ない
言ってしまおうか?
しかし言ってしまって何かあったらAさん
に被害があるかも知れない。
ほら…Aさんの悲しむ顔が浮かんで…
☆フォァンフォァンフォァン☆
『えっ?あー あー あれですか?
あれ周りに言ってないだけなんで特に秘密ってことはないです』
☆フォァンフォァンフォァン☆
…浮かばなかった
ここでため息をひとつ
「いいでしょう、教えます。
彼女は…Aさんは
列記とした八百万の神様なんですよ。」
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クリスピー浦部(プロフ) - アクアさん» めっちゃ有難うございます!!感極まってこの言葉しか出てきません!頑張ります! (2015年10月8日 17時) (レス) id: b1f80981f3 (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - 更新ゆっくりで大丈夫ですよ!新しい話も楽しみにしてます(≧∇≦)頑張ってください。 (2015年8月16日 13時) (レス) id: 58d365aa57 (このIDを非表示/違反報告)
ペろぽろぱらぽん - 鬼灯…キター(°∀°)ー!! きゃぁあああ〜!!面白い〜ッ! 僕のより、ずっと…………! (2015年4月12日 20時) (レス) id: 51ace1db1c (このIDを非表示/違反報告)
ソナ - 鬼灯きたァァァァァァァア ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆更新待ってます☆ (2014年12月21日 6時) (レス) id: 1ba01dbef1 (このIDを非表示/違反報告)
クリスピー浦部 - 旭.夕希さん» ありがとうございます。受験生なのでなかなか更新できませんが頑張ります!! (2014年11月18日 15時) (レス) id: 535f4bda7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリスピー浦部 | 作成日時:2014年9月1日 14時