開いた口が塞がらないというのはこういう事か ページ29
澤村said
俺はこの烏野高校排球部は今までにないチームだと思っている。
問題児ばかりだしちょっとした事で頭を悩ませるのもあるけれどこのチームで全国に行けるのも夢ではないと最近になってそう思えるようになってきた。
そんななか癖の強い1年変人コンビや今までいなかった長身長の選手、加えてマネージャーが入ってきてくれて俺達も嬉しかったし清水も喜んでいた。
なんだが…
澤「なぁスガ。なんで宮本、相手側のコートにいるんだ?しかも音駒のジャージ着てるし」
菅「んー試合に出るとか!」
澤「まさか、マネージャーがいないから手伝いとかだろ」
そう、思いたかった。だがコーチの言葉にあっけなく砕け散った。
烏「日向の要望通り、もうひと試合行うことになった。んで、皆もうすうす気づいているだろうが相手のリベロに宮本が入るからそこのところ承知しといてくれよな」
なんだろう、心配になってきた。
日「楽しみだな!な、影山‼」
影「おう」
試合開始のホイッスルとともにサーブが繰り出され俺達は何とかつないでいた。
日「行くぞ!」
影「おう」
日向が飛び、影山がトスを上げた瞬間ボールは相手チームに落ちるはずだった。
しかしボールは落ちることなく綺麗に弧を描いて俺達のコート真後ろに落ちていった。
…ラインぎりぎりに
なんだ、今の?
レシーブ体制のままの宮本の姿があった。スガの声にようやく現実に理解が追い付いてきたのだった。
「変人速攻を、止めた…?」
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アオ(プロフ) - 返信有り難う御座います! (2019年7月7日 18時) (レス) id: 984d855215 (このIDを非表示/違反報告)
御前葵 - アオさん» ありがとうございます!初コメうれしいです。 (2019年7月7日 18時) (レス) id: 49926991c1 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - どうも、作品面白いですね!更新頑張ってください! (2019年7月6日 21時) (レス) id: 984d855215 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御前葵 | 作成日時:2019年5月11日 11時