【ハイキュー!!】烏口で弧を描く (ページ17)

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道端で見つけた青年ページ17

何かを考えている清水先輩に気づき声をかけてみた。

『清水せんぱーいどうしました？』

清「あ、うん。テーピングと包帯が切れてきちゃって」

『買って来ましょうか』

清「でも…」

『練習始まっちゃいますし、そんな時間もかかりませんし行ってきますね』

清「じゃあお願い。そうだ、他にもあるからちょっと待ってて」

それが15分前までの会話だった。

紙に書かれた備品をがさがさと揺らしながら歩いていると目の前で片膝をついている人を見つけた。

いつもならそこで素通りするけどその人を見て気づいたら目の前まできてしまっていた。

『ちょっといいですか』

「は…」

やっぱり、転んだのか膝から血を流していた。

何処かの高校のジャージを来た人は一瞬眉間に皺を寄せた。

近くに水道はない…まぁ土手の上に水道なんてあったら変だし買ってきたばかりの水があったな。

応急処置するだけのものは先ほど買ってきたものの中にあるほど十分すぎた。

水をかけたときに痛そうにしてたけどその他は大人しく手当てされてたから早めに終わることが出来た。

『取り敢えず手当てだけは出来たので帰ったら消毒するのをおすすめしますよ。じゃあ』

「あ、おい…」

歩きながら後でどやされると思いながらも何処かで見たことのあるジャージだったなと考えてた。

体育館に戻って清水先輩に話すと何故か頭を撫でられた。

それを見ていた西ノ谷さんと田中さんに飛びかかられたのは勘弁してほしい。

お気に入り、評価ありがとうございます！

スマホ変えたので文字入力しずらいですが慣れていきたいです…

ごめんなさい！更新を6月24日に変更いたします。

よろしくお願いいたします！