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重なる手・2 ページ16

天童side




天「ゴメン、若利君。俺用事思い出したから先いってるね」


牛「…?わかった」




ヤッベェ!今日ジャンプ発売日じゃん。


鍛治君が練習後に100本サーブしろだなんて言われてたらもう売り切れちゃうじゃん!




確かこの辺りで近いコンビニ…あ、あった!




天「あるかな〜おっ」




ラッキー最後の一冊じゃん。


流石、ラッキーボーイ!




天「おっ」




伸ばした手にもうひとつの手が重なった。




その先を見ると黒いジャージの女子生徒




その子は目を反らして謝ると隣にあった月バリをつかみレジへと行ってしまった。




天「烏野…?」




あーなんか聞いたような、なんだっけかな




あぁ…一昔前まで強豪だったチームつまりあれか、マネージャーかな?




コンビニを出て直ぐ先にあの子はいた。俺は走って腕を取ると驚いた表情で振り向き無表情で俺を見た。




天「もしかして君もジャンプ読むの?」




一瞬、眉間に皺を寄せたけどそれも直ぐに戻った。




『たまに、ですけど』


天「本当?最近、周りでジャンプ読むの俺しかいなくてさー共有する奴欲しかったんだよね」




俺がそういうとそいつは今度はあからさまに嫌そうな顔をした。




おっもしれー!




天「ここであったのも何かの縁と言うことで!スマホ持ってる?」








寮に帰ってから俺はスマホを手に取った。






そこにはつい先ほど登録した“宮本A”が表示されてた。

道端で見つけた青年→←重なる手



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アオ(プロフ) - 返信有り難う御座います! (2019年7月7日 18時) (レス) id: 984d855215 (このIDを非表示/違反報告)
御前葵 - アオさん» ありがとうございます!初コメうれしいです。 (2019年7月7日 18時) (レス) id: 49926991c1 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - どうも、作品面白いですね!更新頑張ってください! (2019年7月6日 21時) (レス) id: 984d855215 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御前葵 | 作成日時:2019年5月11日 11時

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