お伽話 ページ47
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『えっと....』小声)
僕とユウはRSAの二人の生徒に手を引っ張られ、ズカズカと森の出口まで運ばれた。
その途中生徒二人の名前を聞くと、背が高くハキハキと喋るのがジャン。
ｼﾞｬﾝ「そーだ!帰る前にオレたちの寮に案内するよ!しる
ユウ「(帰り道を案内してくれ...)」
と、ご覧の通り早く帰りたそうにしているユウ。
引っ張られてない方の手で顔を覆い隠し、“これはしばらく帰れないなぁ...”と分かりやすく絶望している。
そして僕を引っ張っているのはジャックよりも少し背が低く、のんびりとした口調のモルガスだ。
ﾓﾙｶﾞｽ「ここの森は不気味で動物が来ないんだ。西の方にある森にはたくさん来るんだけどねぇ〜」
『だから射撃部はここを練習場所に?』
ｼﾞｬﾝ「そう。RSAの歴史?っていか伝説なんだけどさぁ、この森には昔、ある王国のお姫様が3人の妖精に育てられ、暮らしていた森らしい。まぁさっきいた場所よりもっと奥に進むとその妖精とお姫様が住んでいたと言われている小屋があるらしいけど、迷信だと思ってるよ」
3人の妖精....それとお姫様
?「おーい!そこで何をやってるんだ?」
?「ん?なんだアレ...熊か?」
森の出入り口には、馬に跨った二人組が目を細めてこっちを見ていた。
ﾓﾙｶﾞｽ「あっ、ヒューバートとステファーヌ。馬術部はもう終わったの?」
『ど、どーも...』
ユウ「すみません...僕たち今すぐ帰りますんで」
ﾁｪｰﾆｬ「ど〜して帰るにゃ?君たちはこっちの人間じゃにゃ〜の?」
ユウ「(カッチーン)」ﾆｺｯ)
上からする聴き覚えのある声に、僕たち二人は痺れを切らした。反射的に殴りたくなってくる。
『木から降りてきやがれこのク○ネコ!』
ユウ「オイ今回の元凶!!僕たちを早く学園に返せぇー!!」
ｽﾃﾌｧｰﾇ「....チェーニャお前またなんかやらかしたのか?それにこの人たち誰だよ。制服を見るかぎりNRCの生徒じゃないか」
『誰って聞きたいのはこっちの方だ。いきなりこの猫耳ヤローに連れ去られて、森の中にボロ雑巾みたいに
捨てられてたんだからな?連れ去った意味とは?』
ユウ「てか、さっき言ってた“こっち側の人間”って...どう言う意味ですかクソ猫ヤロー」
ﾁｪ「お前たち、口の悪さをどうにかでにゃーのか?」
『できねーしさっさと言えやがれください』
ユウ「言葉おかしいですよソレ」
ﾁｪ「んー、まぁそのうち分かるんじゃにゃーのか?w」
『これ絞め殺しても問題あるかな?』
全員「あるわ!!/あります!!/あるある!!/やめろぉ!誰かその人止めろ!」
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リリィ - 把握です！ (2020年11月29日 14時) (
レス) id: 36b39b29b1 (このIDを非表示/違反報告)
コーラ - 後編のリンクがはれないので、後編はディアソムニアのカラスIIと検索すればでます^^; (2020年11月28日 14時) (レス) id: 5a7c7e79e0 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - とっっっっっっても面白かったです！お忙しいと思いますが更新頑張って下さい！！ (2020年11月26日 16時) (レス) id: 36b39b29b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩ｷｬﾗﾒﾙ | 作成日時：2020年8月24日 22時
