第1幕 ページ3
父さん、母さん、そして妹ー珠恵(たまえ)。
私は罪を償いに、探偵社に来ました。
でも、目を開けるとそこは白くて眩しいばかりでー……
「起きたかい?」
Aはハッとした。
白くて眩しいのはこの女性、つまり与謝野晶子のブラウスのせいである。
与謝野はAの額に当てていた手を退けると側の椅子に腰掛けた。
「なかなか起きないものだから、皆心配していたよ」
「あ、ああ。すいません」
「まあ、多重人格状態だったから混乱していたんだろう。何かおかしいところはないかい?」
「記憶が曖昧ですが、大丈夫です」
きっとぼんやりと霞んだ記憶はNo.3だった私のものだ。
上手く共有しそこなったのだろうか。
「そうかい。じゃあ、皆に挨拶に行きな、妾も付いて行ってやるよ」
まだ少しクラクラする頭を抑えて、Aは立ち上がった。
「はい、先生」
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ちょこいちじく(プロフ) - 梨花さん» 点数がオワッタよ(;ω;)ありがとう!調子に乗って頑張るよ! (2017年7月7日 20時) (レス) id: ed2e3bf3e5 (このIDを非表示/違反報告)
梨花(プロフ) - ちょこいちじくさん» 久しぶり!それは…点数も終わったってことかな?笑きっと大丈夫だよ!更新楽しみだよ! (2017年7月7日 20時) (レス) id: b31483eb34 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこいちじく(プロフ) - 梨花さん» 久しぶり!オワッタよ!色んな意味で!沢山更新出来ると思うよ! (2017年7月7日 19時) (レス) id: ed2e3bf3e5 (このIDを非表示/違反報告)
梨花(プロフ) - ちょこいちじくさん» 久しぶり!テスト終わった? (2017年7月7日 19時) (レス) id: b31483eb34 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこいちじく(プロフ) - 梨花さん» 更新はするから安心して! (2017年7月1日 6時) (レス) id: ed2e3bf3e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこいちじく | 作成日時:2017年6月18日 16時