Episode 87 ページ38
安「いえ、ちょっとAさんと2人で話したいことがありまして…少しの時間だけ、蓮を預かっていただけないかなとお願いに来たのですが…」
蘭「そうだったんですね!
私でよければ蓮くん見ていますよ?」
安「本当ですか?ありがとうございます!」
「では今、連れてきますね!」そう言い僕は事務所の階段を駆け足で降り、下で過ごしている2人の元へと急いだ
カランカランという音を立ててドアを開き、オレンジジュースとココアを飲んでいる2人の元へと足を進める
安「Aさん、少しお話があるので2人だけでお話ししましょうか!
蓮くんは蘭さんが見ていてくれるようなので大丈夫です!」
『……??え? あ……はい………。』
自分にイライラする気持ちと、不安感を隠しながらニコニコと話しかける
『パパとがいー!』と首元に抱きついてくる蓮が可愛くて仕方がなく、思わずイライラしていたものが吹っ飛んでいった
ぎゅうっと抱きしめ、「後でママと一緒に迎えにくるから待っててね。お土産買ってきてあげる」というとちょっぴり不満そうに『うん…』といじけ顔で頷いていたので可愛くて思わず笑ってしまった
お会計は自分がしていたので、梓さんに一声かけ、蓮を抱っこし、彼女の手を引いてポアロを後にする
安「蓮くんを蘭さんに預けてくるので、先に助手席に乗って待っていてください。」
指でビッ!と指示し、そのまま探偵事務所の階段を上がる
『コナンおにいちゃんは?』
安「コナンくんの姿が見えなかったからもしかしたら阿笠博士のところに遊びにいってるのかもしれないな
コナンくんのところに行きたいのか?」
『うん!』
安「じゃあ、蘭さんに頼んでみようか、パパもお願いしてみるよ。」
『あーがと!パパ!』
ぎゅ!
(抱きついてくるこの子は天使か何かか?)
たとえ、他人であっても、血が繋がっていなくとも、これだけ好いてくれているこの子に何かあったら俺は、今度こそどうにかなってしまいそうだ…
小さな体をぎゅっと再度抱きしめ、フッと笑った
閉まっている探偵事務所のドアをコンコンと叩く
しかし、返答がないのでその上にある家のドアは向かい、ピンポーンとインターホンを押すとガチャリとドアが開かれ「いらっしゃーい!」とニコニコと嬉しそうな蘭さんの姿
蘭「蓮くーん!こんにちは!」
『らんおねーちゃ!
よろしー、おねがーします!』
蘭「こちらこそ!少しの時間、よろしくね!」
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RINA(プロフ) - 玲さん» 告白!!お待ちどう様でしたッ!!日課にしてくれているなんて( ; ; )ありがとうございます!まだ続きます!お楽しみにしててください!! (2021年11月2日 16時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - ようやく告白!!!更新されて仕事終わり色々片付けて寝る前に読むのが日課になるほど続きを楽しみにしてます! (2021年11月2日 6時) (レス) id: bb3e3e235e (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - 音猫さん» 3回も見てくださるなんて!!すっごく嬉しいです(泣)!!少しずつ安室さんとの距離も近づきつつ、ジンとも接触!まだまだ面白く書いていきます!頑張ります! (2021年10月26日 23時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
音猫(プロフ) - こんなに尊くてにやけが止まらない小説初めてです!めっちゃ面白いので投稿頑張ってください!ちなみに全話3回読ませていただきました! (2021年10月26日 22時) (レス) @page35 id: bc85421f32 (このIDを非表示/違反報告)
RINA(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2021年10月25日 7時) (レス) id: b459f0a978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RINA | 作成日時:2021年6月21日 7時