番外編3.*・゚ .゚・*. ページ21
A「……小さい頃から、周りの人を傷つけてたの…無意識じゃなくて…自意識で」
ボス「え…」
A「何処へ行っても、バケモノ呼ばわりされて…死にたかったの…そんな中で、あの事故が起こった…私は、死にたかったから…わざと能力を消した…でも、1回目はダメだった…」
ボス「1回目?」
A「2回、トラックが突っ込んできた…その時、ママとパパがダメだって事はなんとなく分かった…でも、弟は意識がまだあった…だから…庇った…ほんの少しでも、弟に生きる希望を与えられるのなら…こんな命…惜しくなかった…でも、結局救えなかった…今じゃ、生きてるのか死んでるのかも分からない…」
ボス「そっか…そんな理由が…」
A「だって…弟が生きてて嬉しくない姉なんて…居ないでしょ…それだけで…私は…幸せなの…」
ボス「……」グスッ
『いい話だ……』グスッ
ボス「決めた!今から榛名の名前は闇風 Aだ!」
A「え?」
ボス「ずっとその名前じゃ、狙われやすいからね…由来は…苗字は能力から来てて…名前はAみたいにキラキラしてる心を持ってるから!ね!いいでしょ!」
『おー!さすがボス!』
A「A…フフッ」フニャ
『は!?Aが…笑った…!』
ボス「俺達にはタメ口でいいよ♪」
A「……! うん……!」
ボス「A話は分かった。俺らと、探そう?」
A「え?」
ボス「Aの、弟!」
A「え……で、でも……」
『大丈夫だよ!俺たち、仲間だろ?』
A「仲間…………仲間っ!」ニコッ
『はっ!おい!響!写真!Aの写真撮って!』
『は?急に言われても…』
『いいから!早く!』
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Aは、見た目も良いし、中身もいい、最高の子だ
嫌いな言葉は 不平等と差別
好きな言葉は 平等
こんなにいい子が、この世に居たんだなぁ
色んな闇を自分だけで背負ってきた……
病んでる時もたまにあるけど…
此処にも慣れてきてくれたようだし…
俺の娘みたいだ……
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作者名:雨棚龍 x他1人 | 作成日時:2017年3月22日 18時