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Episode117 ページ28

ジャック「どういうことだ?」









アズールさんの言葉に頭にはてなを浮かべるジャックさん。

私は事の成り行きを察し、額に手を置いた。









「…ああー…やられました…」




ジャック「?」









サムさんのお仕事を手伝っている中でオクタヴィネルに来たことは何度かある。

アズールさんや例の双子とも面識はあるし、話した事もある。









「(…彼ら、契約をして契約者に何かしら利益をもたらすのだと聞いた事がありましたけど、これのことですか…)」









そう言えば以前アズールさん本人が、



アズール『困ったらいつでもモスト・ロラウンジへ。貴方の望みを全て叶えて差し上げます。』





…そう言っていた。









「…恐らく今回のテストで殆どの生徒が平均点以上を出したのは、アズールさんと契約したからですよ。」





ジャック「契約?」









こめかみを押さえ、説明すると高い声が響く。グリムさんだ。









グリム「ふなっ、じゃあテスト対策ノートの担保に預けたオレ様の火の魔法はどうなるんだゾ!」







アズール「契約にあった通り卒業まで僕の下僕として身を粉にして働いてもらいます。

ユニーク魔法のことも契約にあったでしょう。」









アズール「『テスト対策ノートを渡すかわりにあなたの自慢の能力をひとつ僕に預けてもらう。

上位50位以内に入れば能力は返還、新たな対策ノートの譲渡。






でももし入れなければ卒業までの間僕に絶対服従の下僕になる』……と。」









「そんなんアリかよ!」とエースさんの声が続く。


何でこうなるんでしょう…消えてしまった電気を見つめる。









「(ここにいると胃が痛い…)

…あの、ジャックさん。ここは一旦戻りま、」







ジャック「さっきから聞いてりゃ…どいつもこいつも気に入らねぇ!!」」









痺れを切らしたジャックさんが声をあげる。

200人近くの生徒の目線がこちらに向く。







…あなたもあなたですよねぇ。

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いぎ - 更新楽しみにしてます!! (4月29日 13時) (レス) id: 0fab079a1b (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - もう、やられてないんですか? (8月24日 5時) (レス) id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみにまってます!😊 (6月8日 15時) (レス) id: 99ff633255 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ師匠。(プロフ) - ここの夢主ちゃんの性格が大好きです。更新応援しています!! (2023年4月9日 20時) (レス) @page41 id: 269bc0d773 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです!(恋愛的に)あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです!無理せずに頑張ってくださいね! (2023年1月16日 16時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グロリアス | 作成日時:2020年7月5日 22時

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