【ツイステ】新人看守は美人でヴィランズからも愛されてます。Part3

Episode116 ページ27

ｼﾞｬｯｸ「_________……なんだ？あの３馬鹿以外にも頭にイソギンチャクを生やした奴らがたくさん…」









鏡舎にて。多くの人々がひとつの鏡に並んでいた。彼らには全員頭にイソギンチャクが生えている。




「(あの鏡は…)」









タコの足がデサインされた鏡。オクタヴィネルだ。思わず胃がキリッと痛む。





取りあえずエースさん達だけでも回収を…


しかし人があまりにも多い。次から次へとオクタヴィネル寮へと入っていく。









ｼﾞｬｯｸ「俺たちも行ってみるぞ。…行ってみましょう。」




「無理して敬語にせずともよいですよ。…にしても、オクタヴィネルですか…」









嫌な予感しかしない。

いや、行くしかないのだろう。そう思い、鏡へと手を伸ばした。









_________……オクタヴィネル寮。海の魔女の慈悲の精神に基づく寮。





寮自体が海の中にある。その様子にジャックさんは興奮気味で尻尾が揺れている。









ｼﾞｬｯｸ「マジかよ！すげぇな、ナイトレイブンカレッジって！」




「……」


ｼﾞｬｯｸ「…はっ！」









ｼﾞｬｯｸ「…ゴホン、仮にも別の寮の縄張りに入るんだから気を抜かねぇようにしねぇと。」




「まぁまぁ…(可愛らしい。)」









イソギンチャクの生えた彼らについていく。






到着した先は……？









＊＊＊




??「_________……これはこれは。成績優秀上位50名からあぶれた哀れなみなさん。」









暗い部屋の中心で一人の人物にスポットライトが当たる。





その人は帽子のツバを白い手袋のつけた指先でなぞった。









ｱｽﾞｰﾙ「僕はアズール・アーシェングロット。この寮の寮長であり、モストロ・ラウンジの支配人。

そして、」









ｱｽﾞｰﾙ「今日から君たちの主人(あるじ)になる男です。」









にっこりと哀れむような笑み。



隣に立つジャックさんは「……なんだって？」と呟いた。









アズールさんは杖を鳴らし、笑顔を絶やさなかった。

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