Episode95 ページ5
ﾗｷﾞｰ「_________……シシシッ！三人がかりでそんなもんスかぁ？」
ｴｰｽ「なんなのアイツ！？めちゃくちゃすばしっこい！」
ｸﾞﾘﾑ「ふなぁあ…オレ様でもおいつけないなんて…」
ﾗｷﾞｰ「こんなの全然余裕ッスよ。」
中庭で自分のマジカルペンをくるりと回してみせる。そして「つかさぁ、」とラギーはエース達に尋ねた。
ﾗｷﾞｰ「もしここでオレを捕まえたってアンタらオレが犯人って言い切れなくないッスか？」
ﾃﾞｭｰｽ「なんだと？」
ﾗｷﾞｰ「だってオレが怪我させたって証拠ないッスよね。」
ｴｰｽ「う…そ、それは…」
「それもそうですね。」
ﾗｷﾞｰ「！」
バッと彼はこちらを勢いよく振り返る。すぐ後ろに立っていた私の事を凝視した。
そして小さく「アンタいつの間に…」と呟いていた。
「確かに証拠はない。ですが窃盗はいけませんよ。さ、煙管とペンを返して下さい。」
ﾗｷﾞｰ「……分かったッスよ。」
ｴｰｽ「はぁ！？」
「おや、随分素直ですね。」
ﾗｷﾞｰ「女の人の扱いには気をつけるようレオナさんに言われてるッスから。」
はぁ、と溜め息をつき煙管とペンを渡してくれた。そしてふと、彼の耳を見て気がついた。
「(嗚呼そうか、彼はハイエナなんですね。)」
最初会った時は何の獣人なのか分からなかったが今不意に理解できた。そしてこれも無意識に手を伸ばした。
ﾗｷﾞｰ「……あの、何スか。」
「…はて、」
頭を撫でていた。しかしやめる事もせず、耳にも優しく触れてみる。
ﾗｷﾞｰ「ちょ、ちょっと、」
「案外耳は大きいんですね。」
ﾗｷﾞｰ「……」
ハイエナに触る機会なんて滅多にない。失礼とは承知で無言でモフモフと耳を触る。
ﾗｷﾞｰ「…も、もうダメッスよ！これ以上はお金発生するッスよ！」
「おや、それは残念。」
ﾗｷﾞｰ「とにかく！次にオレ追い回す時にはちゃんと証拠揃えてから来てくださいッス。」
少し跳ねてしまった髪を押さえ、軽い足取りで行ってしった。
ｴｰｽ「お姉さんホント凄いよね…」
「？何がです？」
肩で息をした三人が苦笑いを浮かべた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
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いぎ - 更新楽しみにしてます！！ (4月29日 13時) (
レス) id: 0fab079a1b (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - もう、やられてないんですか？ (8月24日 5時) (レス) id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみにまってます！😊 (6月8日 15時) (レス) id: 99ff633255 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ師匠。(プロフ) - ここの夢主ちゃんの性格が大好きです。更新応援しています!! (2023年4月9日 20時) (レス) @page41 id: 269bc0d773 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月16日 16時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グロリアス
| 作成日時：2020年7月5日 22時
