第五十二話 ページ7
_________……継子になるといい。そう言われ、思わず拍子抜けする。
継子。確か…柱が育てる隊士でしたっけ。
「その…何故?」
煉「俺には継子が居らん!しかも君の適正は炎!もはや俺の継子になるしかないだろう!」
「少し唐突すぎるような…」
煉「面倒もみるぞ!」
「いや、ですから…」
弱りました。何故そうなるんでしょう。思わず「ふむ…」と声を漏らした。
「私はもう22ですし…炭治郎さん達みたいな方々の方が良いのでは_________」
煉「では俺の伴侶にでもなるか?」
「……」
煉「……」
自分の手元を見つめていた視線を、煉獄さんに移す。彼は体を動かさず、笑顔を浮かべたままだ。
煉「…すまん!今のはほんの冗談だ!」
「すみません、冗談に聞こえないんですが。」
煉「しかし仮に伴侶にでもなれば守ってあげられるぞ!!」
「冗談ですよね?」
彼の話を聞く限り、炭治郎さん達も継子にしたいだとか。
いや、それよりも…
煉「という訳で継子になれ!」
「その…これから検討したく…」
煉「では伴侶になれ!」
「…それも検討したく…」
煉「では継ぐ子に!!」
「…もうご勘弁を…」
これでこの会話を続けるのは何回目だろう。全身の力が抜け、彼の同じ様な質問に同じ様な回答を繰り返す。
煉「むぅ、ならば仕方ない!次に俺の任務がくる時、君も一緒に来るといい!」
「はぁ…」
煉「その時に継子になるか考えればいい!!」
「任務に同行するのは良いんですが…足手まといになりませんかね?」
そんな事はない、と彼は答えた。そして任務が決まり次第鴉を飛ばすと言う。
煉「そうと決まれば俺は戻る!失礼したな!」
「嗚呼、玄関まで送りま…いっ…」
立ち上がろうとして痛みが走る。思わずベッドに座り込んでしまった。
煉「む、大丈夫か?」
「ええ…すみません…」
煉「まだ傷が癒えきっていない。安静にしてるといい!」
私を寝かせ、布団をかけてくれる。そして彼は入ってきた時と同じ様に窓から出ていってしまった。
「(……悪い人では…ないんですけどねぇ…)」
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こはね - 今日から俺はのも見てみたい、です! (2021年10月11日 9時) (レス) @page30 id: b4a9ddf842 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 更新ありがとうございます!何度読んでも面白い作品ですね!! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - つるぎさん» コメントありがとうございます!そういって貰えると嬉しいです!更新頑張ります! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 鬼舞辻無惨さん» コメントありがとうございます!ってまさか無惨様…!?あ、ありがとうございます…! (2019年10月20日 20時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
つるぎ - 最初から読ませてもらいました。とても面白かったです!!ナンバカのほうも宜しくお願いします!!楽しみにしてますね! (2019年10月20日 20時) (レス) id: 07b8e63db3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:グロリアス | 作成日時:2019年9月4日 20時