第二十四話 ページ28
_________人だ。
窓から放り投げられ、宙を舞っているのは人だった。
善「え、」
あっという間に地面へと落ちる人影。子供の悲鳴が木霊する中、私はその人に近づいた。
「大丈夫ですか。」
男「か、はっ…せっ…かく…出られ…たの…に…」
「死…ぬ…のか…？俺…」と一言一言苦しそうに言葉を繋ぐ男性。
私はリュックの中から包帯を取り出した。
「大丈夫ですよ、死なせません。」
タオルで血を拭い、止血する。
数分後、やっと包帯を巻き終わった。心なしか彼の表情も和らいでいる。
「応急処置はしました。暫くはここで身を潜めていて下さい。」
男「ありが…とう…」
彼を運び、草むらへと寝かせる。ここなら仮に鬼が来たとしても見つかりづらい筈だ。
炭「善逸！！行こう！」
善「はっ！？む、無理無理無理っ！！」
炭「……。そうか、わかった。」
善「何だよォー！！何でそんな般若みたいな顔すんだよォーッ！！行くよォーッ！！」
念のため、と言って禰豆子さんの入っている箱を置いていく炭治郎さん。
私達三人は館に足を踏み入れた。
善「ううっ…Aさん、守ってくれますよね？」
「まぁ、守るのはいいんですが…私にも限りがありますし…」
善「あああ、何でそんな事言うんですかぁぁ…！」
既に涙目の善逸さんに「大丈夫ですよ、出来る限りはします」と伝えた。
炭「…Aさんって何か慣れてましたね。」
「？と言うと？」
炭「さっきの包帯とか、慣れてるなぁって。」
「……嗚呼、」
彼の視線から目を逸らすように前を見る。
「…私の父が医者でして。その影響で少し知識があるだけです。」
炭「…？」
炭「(何だろう…悲しい匂いだ。)」
ふわりと、私の耳についているピアスが揺れた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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西 - この方角に福があるはずです
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マグカップ - 鱗滝さん、たぶん一人称、儂，だと思います。間違ってたらすみません。 (2021年12月30日 20時) (
レス) @page17 id: 9e13789d7f (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 蒼さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえるととても嬉しいです…！更新遅いんですけど頑張りますね！ (2020年3月8日 19時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 夢主ちゃんの性格が好みで、とっても面白いです！更新楽しみにしています！ (2020年3月1日 8時) (レス) id: 4aef03d028 (このIDを非表示/違反報告)
グロリアス(プロフ) - 9Sに殺されたいロリコンさん» コメントありがとうございます！愈史郎君可愛いですよね(^^*)これからも応援よろしくお願いします！ (2019年12月9日 22時) (レス) id: d08f55f347 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - グロリアスさん» キャぁーっっ！大正コソコソ噂話ﾀﾞﾜｯｯ!! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グロリアス
| 作成日時：2019年8月6日 15時
