【鬼滅の刃】新人看守は美人で鬼殺隊からも愛されてます。

第十七話 ページ19

和「_________……ここで里子さんは消えたんだ。信じて貰えないかもしれませんが…」









弱々しく伝える和巳さん。それとは反対に炭治郎さんは「信じます！」と言って地面に伏せる。


そして匂いを嗅いだ。









「…何か分かりましたか？」




炭「微かに鬼の匂いが残ってる…多分見つけられると思います。」









______そうして鬼の捜索をし始めて数時間。




すっかり日も暮れ、夜が来た。









炭「…！」




和「！？お、おい！？どうしたんだ、急に！！」




炭「匂いが濃くなった！！鬼が現れてる！！」









炭治郎さんが走り出す。それに続いて私も屋根へと飛び移った。









そうして暫く走ってからある場所に降り立つ。私達は静かに刀を抜いた。









炭「(匂いが一番濃い場所______)」









ドッ、と刀を地面に突き刺す。すると黒い水のようなものが辺りに広がった。




その中から女性が現れる。私はその女性の事を抱え、後ろに飛んだ。









そして肩を優しく揺らし、「もし、大丈夫ですか」と声をかけた。









ト「っ、ゲホゲホッ…」




「(呼吸は…心配ないですね。脈拍も安定している。)」









彼女を支え、和巳さんに渡した。








「和巳さん、彼女をお願いします。それから壁際には寄らないよう_______」









するとブワッと和巳さんの足元に先程と同じ黒い沼のようなものが広がった。









和「なっ…！！」




「…！」









驚いて動けない和巳さんの事を押す。すると沼から手が出てきて私の足を掴んだ。









炭「！Aさん！！」




「そちらは任せましたよ。」









そう言って、私は沼に沈んだ。

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