王様だーれだ！【ブルーロック】

王様だーれだ！ ページ1

始まりは私の一言だった。


『王様ゲームしようぜ〜』

「何、頭でも打った?」

『凪お前ひどくね????』


あーあ、凪のdisで傷ついちゃった!!!!

2秒で回復したけど!!!!←


「なになに〜? 王様ゲーム?」

「面白そうだな、やろうぜ!」

『お、暇な人は寄っといで〜』


蜂楽と千切がやってきた。

お、後ろには潔と國神も。育児お疲れ様です←


「ぃよし! 折角だから凪もやるぞ!!」

「んえ、めんどくさーい……」

『凪は強制参加ねー』

「おい」


そのあとも噂を聞いて寄ってきたり通りかかったのを捕まえたりして集めに集めまくった。

その結果、


『よし、点呼するぞ〜。潔!』

「はい!」

『蜂楽!』

「は〜い」

『千切!』

「おー」

『國神!』

「ウッス!」

『凪!』

「んぅ〜……」

『今の返事なのか怪しいけどまぁいいや、玲王!』

「おう!」

『二子!』

「はい」

『凛!』

「……チッ」

『お前もちゃんと返事しろー。次、烏!』

「ん」

『乙夜!』

「ちゅーす」

『ユッキー!』

「はい」

『最後、ひおりん!』

「んふ、はぁい」


こうなりました。



『えーと……全部で何人だ?』

「Aちゃん含めて13人やない?」

『ありがとひおりん。じゃ、この13人でやってくよ!』


うーん、大所帯だな。

ま、こんぐらい大人数の方が白熱するってもんだよね!


「ねぇA、俺王様ゲームのルール知らないんだけど」

『マジか。では、教えてしんぜよう!』


じゃん!という効果音つきで棒を見せる。

棒は割り箸で作ってきた。

ちゃんと数字や冠(かんむり)がついたやつもあるのだ!

念のため15まで作ってあるけど、3本はいらないから抜いてっと。

私は使わないペン立てに13本の割り箸を、数字の方は下にして入れた。


『この中には王様と1から12までの数字が入ってるから、それを各自1本ずつ引くの』

「これ?」

『そう。そんときは王様だーれだ!って全員で言うから言えよ良いな』

「急に口悪くなるの何なの??」


さっきのdisの仕返しだコラァ!!

……まぁ、それは置いといて。


『んで、冠がついた棒を引いた人が王様。王様になった人は、数字の棒を持つ人たちに命令すんの』


そのときは、何ターンやるのかも指定しなきゃいけない。


『王様は命令の他に、何番の人がそれをやるのか言うのね』

「で、当たった人がそれをやる感じ?」

『そういうこと』


これでルールはOKかな。


『よし、じゃあ始めるよ! せーの!』





「「『「「王様だーれだ!」」』」」

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