第十三章 ページ17
「ん、美味いな」
もぐもぐと口を動かしながら、葵さんは目尻を下げた。
優し気に微笑まれ、きゅんと心臓が鳴る。
樹もおかずの唐揚げを口に放り込み、「うん」と頷いた。
「母さん、日本食上手くなったよね」
『そ、そう？』
「何言ってんだ、昔から何でもできるだろ。
Aは」
「父さんは母さんを甘やかしすぎだよ」
眉間に皺を寄せる樹に苦笑する。
睨むときの顔がだんだん義父に似てきたな、なんて思いながら、味噌汁を啜った。
「大事な嫁を甘やかして何が悪い」
『あーもう葵さんもムキにならないの。
大人気ない。
……いつもなら落ち着いて対応するでしょ』
ぱち、と目配せすると、何か言いたげな顔をしていた彼は料理に視線を落とす。
「母さんの言うことなら何でも聞くんだから」と、樹は呆れたような声を出した。
「ほんっと、甘すぎるよ父さん。
新島さんとかと話すときには怖い顔するのに」
新島さん、というのは葵さんの下につく年配の部下。
樹を何度も預かって、よくしてもらっているから、樹にとっては祖父のような存在かもしれない。
葵さんは息子の言葉を無視しつつ、食べ物を口に運ぼうとした。
刹那、鳴り始める彼のスマホ。
ぶるぶると鳴るそれをポケットから取り出すと、「悪い」と言いながら席を立った。
部屋から出ようとしながらの、「……どうした」の声は低い。
「仕事外の時間だぞ。
嗚呼……、うん、うん、……え」
扉に触れた、葵さんの動きが静止する。
「……父さんから？」
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空弥(くーや)???@にゃん×2計画(プロフ) - 大手裏剣@変態さん» うえーい、一人で書くのはこの作品だけだけど頑張るよ〜！ (2019年2月11日 2時) (
レス) id: 87c9fca00c (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣@変態(プロフ) - よっしゃ見れる！ (2019年2月10日 22時) (レス) id: c160c5901c (このIDを非表示/違反報告)
空弥(くーや)???@にゃん×2計画(プロフ) - アカツキ@鞠さん» あとホムペ確認したよ遅くなってすまぬ(汗)ありがとね！！！！ (2019年2月10日 12時) (レス) id: 87c9fca00c (このIDを非表示/違反報告)
空弥(くーや)???@にゃん×2計画(プロフ) - アカツキ@鞠さん» いやいや、大丈夫やで思い入れのある作品だから……！！この続編があるかどうかは置いといて、三弾終わらせられるように頑張るよ〜 (2019年2月10日 12時) (レス) id: 87c9fca00c (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ@鞠(プロフ) - ありがとうよ〜空弥ちゃん〜更新待ってるよ〜(漫画の件先走ってしまってごめんよ…… (2019年2月10日 12時) (レス) id: ccc67f90c9 (このIDを非表示/違反報告)
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